2024年5月24日(金)、来月の例会に備えて千代田湖に行く。
例年、信玄べらに会えるのが楽しみで、長竿で底からゆっくりと大型を上げてくるのはなんとも言えない喜びがある。
春先は千和の桟橋辺りとか、丸山ワンドの浅い方にへらが固まる傾向があるように思われるが、今年はそれが顕著というか、深いところで釣れた情報がないように思われる。
この池でデコることはあまり落胆することはないが、なんとか大型が釣れる深場を見つけたい。
金曜日で千和が休みなので、今日は丸山ワンドを探っておきたい。
5時少し前に丸山荘に到着すると、先釣者は5、6名。
おかみさんに第3ロープはどうですか、と聞くと、釣れないことはないが、一時のようには釣れないとのこと。
出て行く舟を見ていると、皆さん第2ロープの桟橋からすぐのところに付けている。
私も舟を出しながら、浅い方に付けていた人に、深い方はどうですかと聞くと、大型の混じる確率が上がるかも知れないが、やってみないとわからないとの事。
【第2ロープは浅い方が人気】
まずは、いつもの第2ロープの突端に付けてみる。
場所:第2ロープ突端
竿 :21尺
タナ:底
道糸:0.8号
ハリス:0.5号 上45センチ 下52センチ
針 :上セッサ6号 下セッサ5号
浮き:自作発泡・ボディ11.5センチ・0.8ミリ径グラスムクトップ29.5センチ・カーボン足16センチ・オモリ負荷2.33グラム
両ダンゴ:ダンゴの夏1+冬1+マッハ1+水1.2
グルテン:α21を15cc+いもグルテン15cc+ダントツ15cc+水50cc
恒例の水温チェックをすると、
底(7メートル弱):12.1℃、6メートル:13.3℃、5メートル:17.3℃、4メートル:15.2℃、3メートル:21.6℃、2メートル:22.2℃、1メートル:22.3℃。
水深5メートルの水温が妙に高いが、二本松側からの水流と川からの流れ込みがぶつかる場所で、混じり合わずにこんなことになるのか。3メートル以浅は20℃を超える水温で、やはり浅ダナ有利なのだろうか。
スタートは5時40分
最初は何もないが、しばらくするとトップが入らなくなり、何かはいるようだが、アタリは出ない。
同じような状況で1時間経過。
7時10分にしっかりとなじんだ浮きがムズッと入って、合わせると乗った。
信玄べらを期待して深場を狙っているが、残念ながら昨年の放流べらと思われる小型。
7時58分も同じようなアタリで小型の2枚目。
第2ロープは北東向きに釣りをするせいか、風でさざ波が立つと浮きが見えなくなる。浮きは動かない、良く見えないの二重苦で疲れる。
トップがなかなか入らないので、大浮きで一気に沈めようと浮きを大きくする。
浮き:自作カヤ・ボディ13センチ・0.8ミリ径グラスムクトップ30センチ・カーボン足9センチ・オモリ負荷3.00グラム
浮きを大きくしてもトップが入りにくいことに変わりはなく、エサを大きく付けたり、グルテンとセットにしてみたり、GDを混ぜて途中でバラケないようにしたり、どれも顕著な効果はない。
8時20分に3枚目、26分に4枚目と少し型が良くなるが、信玄くんではない。
この場所は、とりあえずへらが居ることは分かったので、次はどこに行こうかと見渡していると、二本松から堰堤寄りに陸っぱりの人が居る。人が居るのは釣れているのだろうと、超久しぶりの二本松を試してみる。
【二本松、3番目のパイプブイ横】
場所:二本松・禁止区域から3番目のパイプブイの横
竿 :21尺
タナ:底
仕掛け、エサは同じ。浮きは発泡浮きに戻す。
9時半から11時。まったく異常なしで、この場所にはへらは居ないようだ。
陸っぱりの人たちは3人に増えて、話しているのを聞いていると、7枚出たと言っていたので、辺地周りの浅場にはへらは居るようだ。
次は堰堤ロープを試してみる。
堰堤方面に向かおうと舟を進めると、中央ロープに4、5人入っている人たちが居て、堰堤寄りに大回りして堰堤ロープに向かう。中央ロープも釣れ出したのだろうか。
【堰堤ロープ・Tの字右前】
場所:堰堤ロープ・Tの字の構造物の右側のパイプブイ横
竿 :21尺
タナ:底
仕掛け、エサは第2ロープと同じ
11時20分投餌開始。最初は何もいない感じだったが、しばらく打つとトップが入りにくくなってきて、この場所もへらは居るようだ。
1時間近く経った12時13分にトップがなじんだ投でムズッと落として、この場所での1枚目。型はこれまでに最大だが、信玄くんには足りない。
以降、トップがなじむ投はチャンスということが分かって、3枚追加して、合計8枚で2時半過ぎに終了とした。
終了する際に周囲を見渡すと、中央ロープに居た人たちは一人も居なくなっており、短時間試してみて、ダメで撤退したのかも知れない。
甲府市は真夏日になったようで、陽ざしを背中から浴びて暑い日だった。
今日の釣りから類推すると、一時は放流ベラを中心にへらが固まっていた第3ロープは釣れなくなっているようで、今は第2ロープの丸山荘の桟橋に近い方の浅場が釣れる場所の中心になっているらしい。
へらは徐々に深い方に移動しつつあるのかも知れないが、まだ中央ロープまでは広がっていないらしい。
堰堤ロープにもへらは居るが、第2ロープよりは薄いと思われる。但し、型は第2ロープよりも良いように思われる。
二本松側は、浅場にはへらが居るらしいが、二本松ロープの深場はまったく何の気配もなかった。
もう一度試釣ができれば、千和側の底釣りポイントを探っておきたいが、雨予報の日が多く、どうなるか。