2024年4月11日(木)、椎の木湖に行く。

 

1月の例会時に頂いた前山の池の無料券を使って、前山の池で久しぶりに両ウドンの底釣りをしようと思っていたが、券を出して来て見ると、使用期限が3月末になっており、もう使えない。

 

それならばと前回例会で大惨敗を喫した椎の木湖で抜きセットの練習をしようと思いついた。

 

前回例会時は、ほとんど浮きが動かずに手も足も出なかったが、バラケが合えば当たるだろうとか、誘い方を変えればタナにへらが溜まるだろうとか、自分の腕は棚に上げて、なんとか30枚釣れる道筋をつけておきたいとの妄想。当然、平日で混雑プレッシャーはなく、どこにでも入れるのでベストポジションを確保する前提だ。

 

現地に着くと5時半過ぎ。20台以上の車が駐車場にあり、例会が3つ入っているようだ。

 

天気は晴れ、午後には南東寄りの風が吹くような予報なので清掃工場向きが良かろうと、一番の狙いは5号桟橋の渡り桟橋の際、渡り桟橋の右側の席。場所が良ければ釣れるだろうとの思惑もあるが、釣れる場所でいろいろと試してみたい。

 

5時45分に例会組に続いて入場。桟橋に降りてみると、狙っていた5号桟橋の渡り桟橋付近は当然のように例会組がずらっと並んで入っている。他の例会は、奥寄りに行ったりして、3号桟橋の渡り桟橋付近が空いていたので、3号桟橋の清掃工場向きの際の席、437番にする。渡り桟橋の反対側の際もすぐに埋まり、私の右側も一席空きで一般の方が入り、あまり空いていると言える環境ではなくなったが、ここで釣れなければ肩から先に問題があると納得せざるを得ない特等席であることに変わりはない。

 

【朝、5号桟橋は例会組】

 

【椎の木湖の桜、満開】

 

釣り座:3号桟橋清掃工場向き437番・渡り桟橋の右側際、水深表示5.2メートル

竿 :10尺

タナ:チョウチン

道糸:0.8号

ハリス:上0.5号10センチ 下0.4号50センチ

針 :上バラサ7号 下タクマ2号

浮き:自作カヤ・ボディ5センチ・0.6ミリ径グラスムクトップ24センチ・カーボン足9.5センチ・オモリ負荷0.66グラム。クワセを付けて3節出しがバラケ落ち

 

今日は、バラケの確認が主目的なので、仕掛けはこれで固定するつもり。

 

【私の釣り座、ベストポジション】

バラケ:

①粒戦1+セットアップ2+水1

②粒戦1.5+カルネバ1+水1.5+セット専用バラケ1

➂粒戦1.5+水2.5+セット専用バラケ2+BBF1

 

①は、この池の数日前のトップの方のバラケ。こんな簡単な組み合わせで良いのかと驚き、試してみようと思っていた。

②は、3月31日の例会の日の、池のトップの方のバラケ。私の釣り座の対面で釣っていて、静かに釣っているなと思っていると、午後には入れ食いにするなど、凄いなと思ってみていた。

➂は、抜きセットの名人マルキュー藤田氏が氏のブログで公開していたバラケ。水が多いと思うが、どんなバラケになるんだろうと興味があった。

 

クワセ:

①タピ匠ウドン5.5グラム+水20ccで最弱火で炊いたウドン。ポンプ出し

②サナギ感嘆10cc+水10cc。ポンプ出し

➂力玉ハードⅡのサナギ漬け、1/2カット

 

恒例の水温チェックをしてみると、底が11.3℃、まだ低いなと思いながら浅い方を測ってくるとどんどん温度が上がって、1メートルで15.0℃。一昨日の大雨が底に回っているのかも知れないが、底は釣れないだろうなと思うとともに、もう抜きセットではないだろうなとの不安も頭をかすめる。

 

スタートは6時15分。

①のバラケで始めてみると、①のバラケは驚くほどボソボソで、水面に落ちると同時にバラケ始めている。

 

ゼロなじみでバラケによるトップのなじみがないままトップがクワセの重さでなじんで行き、3ないしは2メモリ残しまでなじんだらしばらく待って、縦に小さく2、3回誘って、しばらく待って切り返す。

 

4、5回エサ打ちを繰り返しているとなじみ込みにサワリが出るようになり、それ以上に、水面でバラケる麩の周りにデカいへらが複数枚寄ってくるようになる。11日前の例会時とはあきらかに池の様子が変わってきている。へらはやはり水温15℃の浅ダナは居心地が良いのだろう。

 

なじみ込みに何回かチッと入るアタリ?があり、合わせてみるが乗らない。

 

なじみ切るとアタリは出ない。待ってみてもアタリは出ない。クワセを変えてみてもアタリは出ない。

 

7時15分になじみ切ってしばらく待ってドンッで1枚目。

 

8時20分に同様のアタリで2枚目。

 

①のバラケが無くなり、②のバラケを作る。

水分が多く、カルネバが入っている分扱いやすい。

 

①のバラケで上で抜くとへらがはしゃいで落ち着かないので、できるだけいったんバラケの重さでなじんで、バラケが抜けた後にクワセの重さでなじむような動きが出せるようにエサ付けを心がける。

 

9時28分に3枚目、58分に4枚目と来て、サワリは出てもアタリが途切れる。

 

デカへらにあおられてクワセが落ち着かないのかなと、ハリスを45センチに詰め、針もタクマ3号としてみる。

これが良かったのかよく分からないが、

 

11時3分、34分、37分、59分、12時15分とバラケが抜けてなじみ切ったトップを大きく誘ったり、小さく誘ったりの後のクワセでのなじみ込みにチッと入るアタリに乗ってきた。

 

続いてアタリが出ることはなく、寄って来たへらが競い食いするような感じにはならないが、こんな感じで我慢しながら釣って行くのかなと思っていると、サワリもアタリも出なくなる。

 

②のバラケが無くなって、➂のバラケを作る。粒戦に水を入れて、粒戦が吸いきるまで待ってから麩を入れてみる。水分が多い分べちゃぺちゃな感じだが、BBFで締めているので水面でバラケずにタナまで持たせられるようだ。

 

サワリ、アタリが出なくなっていたので、ハリスが短いかなと思い、ハリス55センチ、針タクマ3号に換える。

 

午後は気温が上がり20℃を越えているようで、風は南東のはずが北東の風が少し強めに吹いてきて、南東ならば渡り桟橋が風よけになって釣りやすいだろうと考えてこの釣り座を選んだのだが目論見が外れて、そんなことも気に入らない。

 

1時12分、26分、2時35分と縦に誘ったあとのアタリで乗って、その後は追加できないまま3時に終了とした。

 

なんとか30枚釣れる技を身に付けたいと思いやってみたが13枚。何をやってもちんぷんかんぷんで、水面下には大型へらが泳ぎ回り、もう季節が変わって抜きセットじゃないんだよなと思いしらされたようだ。

 

【釣果、がっかり】

 

左側の人たちは、最初はチョウチンのセットでポツポツ絞っていたが、後半はメーターのセットに換えてペースを上げているようだった。右側の人は、最初はチョウチンのセットで苦戦しているようだったが、途中から長ハリスのチョウチン両ダンゴに変えて、かなりアタリはもらえていたようで、スレも多いようだったが、良いペースになっていた。

 

ベストポジションを占めた私ひとりが蚊帳の外で、つくづく下手だな~と自分にがっかりしながら帰ってきた。

 

バラケは、①のバラケは粒戦と麩を一緒に入れてから水を入れて作ったが、最初に粒戦に水を吸わせておけば変わったのかも知れないし、手水で調整しながら使えば変わるかも知れない。➁のバラケ、➂のバラケはいずれも使えそうな感があったが、これだから釣れるという感じではなかった(いずれも自分の腕は棚に上げているが)。

クワセは、どれもあまり変わらない感はあったが、力玉ハードⅡが針持ちが良い分、釣果につながるような気がした。

 

いずれにしても釣れていないので仮説のままで、条件が合う日があるであろう来シーズンに持ち越しだ。

 

来週からは次の例会に備えて精進湖。

しばらくはセット釣りの下手さを横に置いて、両ダンゴ中心に追いかけて行きたい。