2024年2月1日(木)、武蔵の池に行く。

来週の8日が国立へら会の例会なので、その最終試釣になるが、それ以前に前週にまったくアタリを出せずに2枚で撃沈したことがショックで、これはイカンと、このブログの過去18年間の1月、2月のこの池での釣行記録を見直してみた。

 

その結果、自分で納得できる釣り(段底)は10数回あるのだが、どんな釣りだったのかを見直して、仕掛けを作り直してみた。

 

要点は下記の通り

①竿は11尺とする。

 12尺で釣れたのが2回あるが、圧倒的に11尺が多い。自分でも11尺がアタリが出やすいように感じており、竿はこれで良い。

②上針をバラサ5号とする。

 ここのところ、バラサ7号で固定のようにしているが、釣れているときはバラサ5号が多い。午後にバラケの抜けが悪くなって難儀しているが、上針の大きさも関係ありそう。

➂下針はセッサ4ないしは3号で良い。

 私の段底は、両ウドンから移行してきているので、昔はサスケ3、4号を使っていたが、下ハリスを張らせる観点からもセッサで良い。

④上ハリスは10センチとする。

 上ハリス15センチで釣れた時もあったが、多数決で10センチとする。逃げ道として、オモリを巻くウレタンパイプの下を木綿糸で縛り、オモリを飛ばせるようにした。

⑤ハリスを付ける丸環の位置を竿尻から5センチ下とする(5センチ、バカを出す)。

 今シーズンの武蔵の池は、10センチ近く水位が高くなっているので、ハリス長を75センチまでに留めるためにバカを出した。これは、竿を11尺で固定するための方策でもある。

⑥浮きのバラケ落ちの位置を11節の11節出しとする(エサ落ちをトップの付け根とする)。

 名人のタックルレシピを見ると、11節の6~8節出しをエサ落ちとするケースが多いように思われ、私もそうした風潮に押されて9節出しくらいに設定するケースが多くなっているのだが、過去に釣れた記録を見直すと、トップの付け根をエサ落ちとしているケースが多い。

 また、浮き使いとしては、大き目の浮きでスタートして、タナが落ち着いてきて、食い渋りになる時間帯に浮きを小さくして行って午後に伸ばしているケースが多い。

⑦バラケは、昔は底バラを使っていたが、段底が出てからは段底メインで使っている。ヤグラが出てからは、ヤグラメインにしている感があるが、ヤグラメインで納得できる釣りができていない。何回か、マッハを入れたバラケで釣れた記録がある。バラケは引き続き課題だ。

 

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6時15分、現地着。

今日は、午後に北西の強風が吹く予報のせいか、驚くほどお客が少ない。

H本氏、H瀬氏と例会で使う南向きの桟橋に入る。

H瀬氏50番、H本氏46番、私47番。

 

釣り座:南向き桟橋クランクの手前側47番

竿 :11尺

タナ:底(段底)

道糸:0.6号

ハリス:上0.5号10センチ 下0.3号75センチ

針 :上バラサ5号 下セッサ4号

浮き:自作カヤ・ボディ13センチ・0.8~0.4ミリテーパーグラスムクトップ23センチ・カーボン足6センチ・オモリ負荷2.34グラム。11節の11節出しがエサ落ち。フロートを付けて測った下針トントンのタナにして、クワセを付けて9~10節出しがバラケ落ち。

バラケ:粒戦1+細粒0.5+トロスイミー0.5+水2+段底2+セット専用バラケ1+マッハ1

クワセ:タピ匠ウドン5.5グラム+水20ccで最弱火で炊いて6ミリ径で絞ったウドン。10センチ強の長さで切ると5本になったが、今日はこれを使い切って終わった(無駄がなかった)。

 

前週に新べらが入っているようで、量は言わなかったが、社長曰く1枚キロクラスが入っているらしい。

 

スタートは7時。

 

【強風予報でガラガラの武蔵の池】

 

恒例の水温チェックは8.3℃、前週と変わらず、どうやら最寒時期は脱しているのかも知れない。

 

アタリは出ないが、時々モヤ~ッと浮きが動くときがあり、深宙層にへらが漂っているようだ。

 

H本氏が先行するが、8時00分にズルっと落として合わせると強烈に引き込む。スレかと思ったが、必死に耐えて取りこむと1キロちょうどの新べら君、センターばっちり。

 

できるだけどっぷりとなじませて、戻してから緩く引き誘いを入れたり、置き直したりと誘ってみるが、当たらない。

 

H瀬氏は、最初トップが入らないと悩んでいたが、新べらが寄っていたらしく、どう折り合いを付けたのかはわからないが、その後タナが落ち着いたようで入れ食いを演じだした。

 

9時に2枚目、9時6分に3枚目。いずれも新べらでズルっと入るアタリだ。

 

9時を過ぎると天気予報通りに北寄りの風が吹き出し、ロングトップは振られて釣りにくいので、浮きを換える。

 

浮き:伊賀舞5番・羽根ボディ17センチ・テーパーグラスムクトップ15センチ・竹足1センチ・オモリ負荷1.8グラム。11節の11節出しがエサ落ち、下針トントンにしてクワセを付けて9~10節出しがバラケ落ち。

 

伊賀舞5番は思いがけず風に強く、トップは振られないし、風の中でもなじんだトップがきれいに戻して来て、これは使える。

 

9時45分に4枚目。

 

10時台は3枚追加。アタリが出るときは素直にツッと落とすが、アタリが出ないときはウンともスンとも言わない。

 

同じ状況が続いて、

11時台3枚、12時台3枚と新べら中心に釣れてくるが、流されるたびに置き直ししながらかなり待ってのアタリを拾う釣りで、H瀬氏、H本氏に追いつけない。

 

風はどんどん強くなり、帰る人たちも出だして、この時期の武蔵の池とは思えない閑散ぶりだ。

 

午後になるとお約束のバラケの粘りが出てきて、手水でしっとりさせたり、マッハを挿したりしてみるが解消できない。

 

1時40分に粘るバラケを丸めて、上から針を軽く差して、いったんなじんで、上ハリスが張った時点でバラケが塊で抜けるイメージで落とし込んでやると、バラケが途中で抜けたらしくゼロなじみになって、トップの付け根で立っていた浮きが、クワセがなじみこんで2節なじむ間にモヤッと触って、居るなと思っているとカチッと落とした乗って来た。

同様に45分から連荘でゼロなじみで食ってきて、こんな釣りがあるのかと驚いた。

 

浮きの動きを見ていると、バラケが塊で抜けて落ちて行くのを、宙層のへらが興味を惹かれて見ているのか、あるいは追いかけるのかわからないが下を向くようで(あおりが出て浮きがモヤモヤしている)、その後にクワセがバラケを追いかけるように落ちてくると、それを食いに来るようで、1、2節、クワセのなじみが出てから比較的短時間でアタリが出ることがある。

 

うまく抜けずに少しなじみが入る投もあるが、抜きバラケはその後も好調で、2時台は7枚追加して、26枚で3時過ぎにクワセが無くなり終了とした。

 

【強風でもしっかりとアタリました】

 

来週の例会で抜きバラケの段底が通用するかわからないが、引き出しがひとつ増えたのは確かだし、新べら効果で全体に活性が上がっているようであり、強風下でも伊賀舞5番は使えることが分かったので、今日の延長で釣りを組み立ててみようと思う。