ミューズグランプリも、いよいよカリオペとの最終決戦へ。
「ミューズになれるのは一人だけ!」という現実を前に、メロディ4人娘の友情が試されます。

韓国アニメ『シャイニングスター』 샤이닝스타
ネタバレ感想レビュー:
第51話「緊急速報♪ナラのソロデビュー!?」
긴급 속보♪나라의 솔로 데뷔!?
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MBC / 2018.11.26(月)放送
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フォーシーズン解散を報道するテレビニュース。


サンシャインは、カリオペと契約更新。


残りの3人は、別の芸能事務所へ移籍交渉中。

ニュースは続いて、ミューズグランプリの話題へ。本戦に進出したメロディの4人のうち、チェ・ナラがカリオペを猛追中と報じられている。

AI猫のベートーと一緒に、ニュースを見ているカリオペ。
カリオペはナラの脅威を楽観視。
「どうせリナと同じようになる」
「リナですか?」
カリオペの言葉の真意を測りかねるベートー。


ミン秘書がファンからのプレゼントを持ってくる。

「ん…?このケーキは!またあのファンですよ、カリオペ様!」
はしゃいだ声を上げるベートー。


さっそくパクパク食べちゃうカリオペwww


(このケーキ、他の場所でも食べたような?)

カリオペの回想。第45話、メロディとクンタの料理対決。
「これからメロディはずっとケーキ無料ね!」
カフェの店長の、あの顔、あの声…。


(まさか…あの女が…)

ようやく真相に気づいたっぽい、グルメ探偵カリオペ。


一方、「いつかデビュー組」の事務所(=体育倉庫)。
「諸君。ついに、ミューズグランプリです!」
ミーティングの席上で明るく宣言するビッグジェイ校長。歓声を上げるメロディの4人。


「…今からは、みなさんがお互いに競争相手です」
いきなり『バトルロワイヤル』みたいなことを言い渡して、場の空気を暗転させる校長先生w
「競争相手…ですか?」
キョトンとするソンイ。悲しみいっぱいの表情でソンイを見つめるナラ。
ヘラとシアは既に事情を察していたらしく、うつむきながら話を聞いている。


「ああ、ミューズになれるのは一人だけだからね~。…ん?ハッハッハ、あまり心配しなくていい。今までと同じようにやってればいい」


今まで通りでいいという校長先生の言葉に少し安堵しながらも、チームメイトが競争相手だと言われて気分が晴れないメロディの4人とジン。


「でも、嬉しい」
努めて笑顔を作りながら、ナラが口を開く。
「あなたたちと一緒だったから、ここまで来れたよ。ありがとう」
「私もー」
ナラに同調するソンイ。エヘッといたずらっぽく笑うナラ。

困難な状況でもリーダーとしてチームをまとめようとするナラを見つめながら、シアは思う。
(私たちは、フォーシーズンとは違う。大丈夫だよね…)


レイナのカフェに、カリオペが姿を現す。


突然のカリオペ初来店に、ドキッとするレイナ(=リナ)。
「ご注文は何になさいますか…」
平静を装って普通に接客しようとするが…


「まだトボケる気なの?リナ!」
レイナ店長の正体をズバリと言い当てるカリオペ。ミューズの舌は伊達じゃない!
「誰が想像したか。前ミューズが、学校前のカフェに隠れてるなんてね…。」

 

…カリオペ様、もしかしたら「メロディだけじゃなくて、私も毎日ケーキ無料にしなさいよ!」とか可愛いこと言い出すのではと、ちょっぴり期待したけど…www
そんなギャグをやってる尺はもう無かったんだよな、うん。


「ごめんなさい…」 미안해 ミアネ
謝罪の言葉を口にするレイナ(=リナ)。
第39話で、リナは一度も謝罪しないとナラに八つ当たりしていたカリオペ。これでようやく少しは気が晴れるのかと思いきや…
「ごめん?今さらそんな気持ちに?ここに隠れて何やってたのよ?私のこと、笑ってたんでしょ!」
謝罪を拒絶して、しつこく絡み続けるカリオペ。
「違う。私はあの約束を守ろうと…」
「約束?」


レイナ(=リナ)の回想。
カリオペとコンビを組んでいた当時。
練習中に足を怪我してしまったカリオペ。慌ててすっ飛んでくるリナ。
リナ「カリオペ、また怪我したの?私がいないと、どうしようもないんだから。本当にもう…」
カリオペ「ごめんなさい…いつも、世話かけるね」
リナ「ケンチャナ(構わないよ)。私がずっとあなたを見守っててあげるから」

…リナとカリオペ、知り合ったばかりの頃はカリオペがリナをリードしてたけど…親しくなって以降は、リナのほうが精神的に優位に立ってたっぽいな…


カリオペに「はあ?」と笑われて、むくれるリナ。
「もういいよ。忘れて!」
不貞腐れるリナに優しい微笑を向けるカリオペ。リナの真心に改めて感謝を伝える。
「リナ、ありがとう…」

…「ずっとあなたを見守る」という約束の履行が、カフェ開業…なるほど分からんw
アイスクリームが溶けたから新しいアイスクリームを食べに行ったという話とは何か矛盾してるような気もするが、レイナ(=リナ)の頭の中では、全部ひとつながりなんだろうな…。
謎思考すぎるけど。味の修業だって、並大抵の努力じゃなかっただろうしな…


「曲を奪ったことも、1人でステージに立ったことも、何もかもごめんなさい…」
謝罪を繰り返すレイナ(=リナ)。
「それだけ?」
「え?」
「私が一番つらかったのはね、あなた無しで、1人でステージに立たされたことよ!」
謝ることが全然違うだろと言い出して、謝罪を受け入れないカリオペ…。

…もう~、どんだけ百合百合しいんだよ、このアニメ!!!爆笑


「ひどい孤独を味わったわ。1人でステージに立つのがどれだけ苦しいことか、あなたは知ってたくせに、私を置いていった…。」

…やっぱりカリオペ様も、校長先生にドサ回りやらされたり、リヤカー引かされたりしたんだろうか…w


カリオペの言葉にハッとするレイナ(=リナ)。
「で、でも、私にはステージに上がる資格が…」
「言い訳を聞きに来たんじゃない!…あなたを絶対許さない。それを言いに来たの」
立ち去るカリオペ。泣き崩れるレイナ(=リナ)。


放送局のスタジオ。音楽番組のリハーサルでDream Dream Dreamを踊ろうとしているヘラ、ソンイ、シアの3人。
35話にも出てきた女性PD(プロデューサー)が、「ナラはどうしたの?」と、曲にストップをかける。
ナラはスケジュールが立て込んでスタジオ入りが遅れていると報告するシア。それでは困ると文句を言うPD。

…この放送局、37話ではシアは出演してもしなくてもどっちでもいいとか言ってたのに、今回は、ナラが来ないと絶対ダメだと言い出す…。ナラ個人の人気がそれだけ高まっているという描写なんだろうけど、それにしても、シアの時とあまりにも対応が違いすぎだよなw


スタジオへナラが駆け込んでくる。
ナラ「すごく遅れちゃった。ごめんね!」
ヘラ「ケンチャナ~」

…ストームさんが遅刻した時はムカついてたけど、身内であるナラの遅刻には寛容なヘラお嬢様。
この人も相手によって態度変えるタイプだなw


女性PDも機嫌を直す。メロディの4人勢ぞろいで、撮影開始。
天井の照明器具がグラついている、メンテ不足の殺風景なスタジオ。
…また、フライデーのデビュー直前リハーサルの時みたいに、誰かが怪我するのか…?


音楽をまたもや途中で止めるPD。ナラをセンターに立たせろと指示。
「センターはシアなんですが…」
反論するナラ。ファンはチェ・ナラを見たがってるのよと、ナラの言い分を退けるPD。

…このアニメって、誰をセンターにするとかしないとかのネタが頻繁に出てくるけど…3Dライブシーンはいつも同じだし、センターはパートごとに変わるだろw


ナラの腕を取って背中を押し、センターに立たせるシア。
「これでいい?早く始めましょ!」


撮影再開。
その時、天井の照明が落下!

…この局、照明器具やたらと落っこちすぎw


ソンイ目がけて落ちてくる照明。ナラがとっさにダイブしてソンイを助ける!

…かつてヒョヌを助けたジンと同じ、ナラの捨て身の行動。センターポジション入れ替えのくだりが、こういう流れに繋がるとは、いかにも韓流脚本だよなあ。シアがセンターのままだったら、どうなってただろうか?


間一髪、難を逃れたナラとソンイ。

…落ちてきた照明、デカすぎw
この局、タレントの命が安すぎwww


「大丈夫ですか、ナラ嬢?」괜찮아요, 나라양? ケンチャナヨ、ナラヤン?


駆け寄ってきた女性PD。


ジンは、ナラを控室に連れていく。


「私たちのナラ嬢が怪我なんてしたら大変!」
などと言いながら、ジンとナラの後についていく女性PD。

…PD様、「ケンチャナヨ?」とか「大変!」とかだけじゃなくて、管理不行届をきちんと詫びるべきじゃないのかと思うし…何よりも、ナラにだけ声をかけて、ソンイはガン無視というのがひど過ぎるなw


放送局の楽屋。
シアとヘラは、もう1人の事故被害者であるソンイを連れて、ナラたちの後を追い楽屋へ向かう。楽屋の中から聞こえてくるPDの声。ドアを少しだけ開けるシア。そのまま立ち聞きを始める3人。
…さすがはスパイ養成学校・シャイニングスタースクールの生徒!他人の会話は、まず立ち聞きするのが基本動作w

「一体どうなってんの。どれだけ驚いたか」
責任者として謝るどころか、何だか逆ギレしてる様子のPD…。
「膝を軽くすりむいただけです。大丈夫です」
「大丈夫じゃないでしょ。ほら見なさい!1人でやったらどうなの」
ナラだけでいいのに余計な3人と一緒に踊ってたから事故が起きたみたいな謎理論を振りかざしてるPDwww

…なんと!ナラ、もともとは1人で番組出演のオファーだったのに、メロディ全員じゃないと出ないってゴネてたわけか…


「サンシャインみたいにソロデビューしないの?どうせ、ナラ嬢がミューズになるんでしょ?」

ジンとナラが制止しても意に介さず、やっぱりナラが1人でステージに立つべきだと煽りまくるPD。
次にインタビューの予定があるから早くリハーサルを進めましょうと話題を変えるジン。

立ち聞き中の3人は大ショック。さすがに聞くに堪えなくなり、扉を閉めてしまうシア…。

楽屋前で立ちつくすシア、ヘラ、ソンイ。そこへカリオペが歩いてやって来る。
「1人だけにスポットライトが当たっちゃってるみたいね?」
嫌味をぶつけてくるカリオペ。
「でも、同じメロディですから…」
現ミューズに向かって堂々と言い返す忠勇無双のソンイ。カリオペは、さらなる心理攻撃を放つ。
「さあね?もう1人の人も、同じように思ってるのかどうか…」


控室から出てきたナラ、ジン、PD。
カリオペは、ナラとのインタビュー番組の時間だとPDに告げて、強引にナラを連れて行く。ジンもナラに同行。

音楽番組のほうのリハーサルが中断になって時間が余ったので、局のエントランスまで出てきたソンイ、ヘラ、シア。
エントランスでは、ミューズグランプリ記念の写真絵はがきを無料配布中。自分たちの美麗な画像を見つめて、ウットリする3人。
しかし、カリオペとナラの絵はがきは?と見てみると…既に、全部無くなっている。自分たちの絵はがきは、ただの「余り物」扱いなのだ…

「ナラがもう、カリオペ様の競争相手なのよ」
悟ったように語るヘラ。


カリオペとナラが一緒に、ミューズグランプリ特集のインタビュー番組へ出演。

…高身長女子なカリオペ。ヒール補正だけじゃなかったんだな。こうやって座高で見ても、ナラとけっこう差があるぞ…


普段、ナラ嬢をどのように見ていますか?と聞かれて、「ステージを楽しむ術を分かってる、素敵な友達よ」と答えるカリオペ。カリオペ様も後輩には温かいんですねとヨイショするインタビュアー。
今度はナラへの質問。ナラ嬢にとってカリオペ様はどんな存在ですか?と聞かれ、「一緒に座ってるだけで震えちゃいます。本当に尊敬しています」と答えるナラ。

…カリオペ様、友達(친구 チング)って…「ミューズに友達はいない」が持論だったはずなのに、カメラの前ではよくもまあ、心にも無いことをペラペラと…



「ナラ嬢、ソロデビューを計画中なんでしょ?」
いきなり、公共の電波で事実無根のデマを流し始めるカリオペw
カリオペの話にあっさり乗っかるインタビュアー。
「うわー!ナラ嬢がソロデビューなんて、素敵ですねー!」
「ソロ…ですか?私は、メロディのステージがすごく好きなので…」
話を逸らそうとするナラを遮って、カリオペは畳みかける。
「ナラ嬢のソロステージ、ぜひ見てみたいわね〜」
「私も本当に期待しています!」
煽りまくるインタビュアーw 
「私、本当にソロなんて考えてないので…」
あわててきっぱり否定したナラだが、時すでに遅し。スタジオからは、ナラのソロデビューを祝福する拍手と歓声が巻き起こる。


スタジオで待機中の秘書に視線を送るカリオペ。どこかに電話をかけながら去っていく秘書。マスコミ工作始動だな…


ヘラ邸の練習室に一旦戻ったソンイ、ヘラ、シアの3人。
シア「このままで、大丈夫なのかな?」
ソンイ「何が?」
シア「私たち、ナラの邪魔になってるんじゃないかな…」
ヘラ「…そんな考えはやめなさい。公演の妨げになるから。私たちは全員ミューズ候補なのよ?どこが邪魔なの。」
その時、シアのマジックエージェントから通知音が鳴る。開くと、ネットニュースの画面。センセーショナルな見出しが躍る。
「メロディ チェ・ナラ、ソロデビュー目前!」


放送局。楽屋を出ようとしたナラを、大量の報道陣が取り囲む。

…なんでマスコミが、こんなにたくさん楽屋前まで入ってくるんだよw 
この局の記者だけじゃなくて、どう見ても他社の記者までホイホイ通してるよな…?
この局、タレントさんを守る気ゼロだろwww


放送局へ戻ってきたシア、ソンイ、ヘラ。
ナラの楽屋前に集まっていたマスコミ集団、今度はシアたちへと押し寄せる。
機転を利かせて、「あ!カリオペ様だ!」と叫ぶヘラ。「どこだ、どこだ!」と走り去っていく報道陣w


やっとの思いで、ナラの楽屋へ逃げ込んだヘラ、シア、ソンイの3人。

「これはいったい…チェ・ナラ、ソロデビュー目前?誰だよ、こんな記事をバラ撒いたやつは!」
スマホでネットニュースを見て、憤慨してるだけのジン。

…何か策はないのかよw

ヘラはナラに尋ねる。
「あなたの考えはどうなの?ソロデビュー、したい?」
「まさか!私は、メロディだもん!」


「私たちのスケジュールも、あなたがお願いして取ってきてたんでしょ?」
立ち聞きした話の内容を持ち出して尋問を進める、有能な女スパイ・シアwww
「それをどうして…」
シアを見つめるナラ。ナラへ真摯に語り掛けるシア。
「私は、ミューズになりたいよ?人に私のダンスを好きになってもらうことが、好きだよ?」
ソンイも同調する。
「私も、人が私の歌に耳を傾けてくれたら嬉しいよ?」

…みんなそれぞれ自分の夢があり、ミューズへの野心がある。ナラがひとりで罪悪感を抱え込む必要はないのだと説く二人…。


ナラ「シア、ソンイ…」
シア「でもね、友達の邪魔をしてまでってのは、違うの」
ヘラ「同感ね」
ナラ「ヘラ…」
ヘラ「あなたと友達になれて、メロディになれて、嬉しかった。」

…わー!えーん ヘラ様がナラへ贈る、2度目の友達宣言!
第43話の時はテレビカメラの前だったけど、今回は、プライベートシーンでの直撃弾。
一字一字翻訳しながら、マジで涙出てきたわ…


ソンイ「人々は、あなたを望んでるんだよ、ナラ。」
ヘラ「今まで、良くやったよ。今は、あなたのステージを見せて。」
シア「私たちの夢を、あなたが叶えて。」
ナラ「みんな…」

号泣するナラ。


シャイニングスタースクールの校庭。ランニングに打ち込んでいるシア。


ストームの名刺を手に取る。


マジックエージェントでストームに電話を掛けるシア。
「待ってたよ」
ワンコールで電話に出るストームさん。

…ワクワクしながら待ち過ぎだろw

新しい事務所の代表がシアに興味を持ってるから、一度会ってみないかと誘うストーム。承諾するシア。


シアのマジックエージェントには、ナラから大量の着信とメールが入っている。
心を鬼にして、ナラからの連絡を一切拒絶しているようだ…


レイナのカフェに来ているソンイも、ナラからの連絡を無視。
レイナ(=リナ)は心配そうにソンイの様子を見ている。


ヘラ邸に入れてもらえなくなったナラ。
セバスチャンのリムジンにも乗れないので、ド派手な移動用ワゴンが新たに支給された様子。

一目でいいからヘラに会わせてと必死でセバスチャンに頼み込むナラ。お嬢様はお留守ですと断るセバスチャン。

ヘラは、2人の様子をバルコニーに立ってそっと見つめている…。

…ナラが一瞬でも視線を上げたら、一発で見つかるだろ…w


諦めて帰りましたと報告するセバスチャン。
「ありがとう」
辛い役目を果たしたセバスチャンをねぎらうヘラ。
「どうしても、こうしなくてはなりませんか?」
セバスチャンに問われて、ヘラは答える。
「友達のための道です」


ミューズグランプリ、本戦の前日。
夕方の体育倉庫。スマホに保存してあるのカリオペとリナの写真を見つめながら、一人つぶやくビッグジェイ校長。
「カリオペ、リナ…。こうなるしかなかったのか?」


ナラとジンが駆け込んでくる。大声で叫ぶナラ。
「校長先生ー!友人たちと連絡が取れないんです!」


「ナラ嬢…」
「今夜のミューズグランプリ前夜祭の前までに…」
「ナラ嬢」
「どうやってでも連れて来なくちゃ!」
「チェ・ナラ!!」
興奮して喚くナラを、一喝して落ち着かせたビッグジェイ校長。
「ナラ嬢…今日のステージは、一人で上がりなさい」


ナラ「校長先生…私は友達と一緒じゃないと、ステージには上がれません!」
ジン「今、ナラが一人で公演すれば、ソロデビューを認めることになります!」
ビッグジェイ「それじゃあ、メロディのステージは、誰が守るんだ!?」


大泣きのナラ。ナラの両肩に手を置いて、説得する校長先生。
「ナラ嬢がステージを守ってこそ、メンバーたちが帰ってくる場所も生まれる!」
「でも、友人たちは…」
「ナラ嬢。今はステージだけを考えなさい…」

…ビッグジェイ、あくまでも前夜祭を1人で乗り切れと言ってるだけで、ナラの「ソロデビュー」じたいについては、どっちつかずの態度なんだな…だいたい、カリオペ側の謀略で広まった噂だしな。


ミューズグランプリ本戦を明日に控えた前夜祭の会場。

…結局いつもの光州女子大学ユニバーシアード体育館だったな…5.18民主広場とか来るかと思った(^^;


司会はフライデーの帽子くんと、フォーシーズンのスノー。
帽子くん、司会の大役ゲットは誠に結構だが…まずは名前を名乗ろうなw


マカロンが前座で出演。曲は、f(x)のJet 제트 별(ジェトゥ ビョル)


第34話でリボン革命を起こしてメロディを応援しちゃった、マカロンファンクラブのワン・リボンとヤン・ガルレ。
ちゃっかりマカロンファンに戻って、キャンディ型応援棒を振り回している。


パープルクイーンも登場!曲は、BoAのGAME。


ドールズ登場!曲はRed VelvetのRookie 루키(ルーキー)
マカロン、パープルクイーン、ドールズともに、持ち時間2分程度で変身シーンとライブシーンの一部が流れた。

…もう見られないと思ってたから、純粋に感激…グッド!


ナラの楽屋。ヘンデルが必死でナラに何かを訴えているが、音声がミュートされているw

…ヘンデル、5話でピンマイクのミュートは遠隔操作して解除してたけど…自分のミュートは自分で解除できないのか…www


「さあ、もう出番だ。ファンたちが待ってる。」
マジックエージェントを手に取り、ナラへと渡すジン。


憂鬱な表情でジンを見つめ返すナラ。


メロディの出番を告げるスノーと帽子くん。

…両手でマイク握ってるスノーたん可愛いラブラブ


気乗りしない表情でマジックエージェントを受け取るナラ。


マジックエージェント、オープン!ラブリー・ストロベリーケーキコーデに変身。


広い舞台の中央へ独りぼっちで歩いていくナラ。

やはりナラはソロデビューする気なのかと、ザワつく場内。


「計画通り」みたいな感じの表情で、ほくそ笑んでいるカリオペ。

…メロディが予選突破してきてる時点で、全然計画通りじゃないだろw


(私が思い描いてたステージは、これじゃない…)
ステージの中央まで来て、そのまま棒立ちで固まり、沈黙を続けるナラ。
「ドリームステージチェンジ」(=舞台装置投影)も、行おうとしない。


ナラの挙動がおかしいのを心配するヘンデル。
「ナラ、なんでもいいから何かやって!」


逃げ出そうとしてしまうナラ!

しかし、数歩駆け出したところで足が止まる。校長先生の言葉を回想するナラ。
「それじゃあ、メロディのステージは誰が守るんだ!?」
「ナラ嬢がステージを守ってこそ、メンバーたちが帰ってくる場所も生まれる!」


「そう、逃げちゃダメだ。友達の夢を、ステージを、私が守らなくちゃ!」
とうとう腹を決めた表情のナラ。黙ったままで、ドリームステージチェンジ(=舞台装置投影)。


ナラが歌い始める。曲はDream Dream Dream。



ナエゲロ タルリョワ アナジュオ
나에게로 달려와 안아줘 
私に 駆けて 抱いて

ノルル ヌッキゴシポ
너를 느끼그싶어
あなたを 感じたい

ネ イルムル ウェチョジュオ クゲ 
내 이름을 외쳐줘 크게
私の 名前を 叫んでよ 大きく


…歌はソロバージョンを録り直したのか?と思ったら、冒頭の14秒間だけでぶった切り…
まあ、歌手3人で歌ってるいつものバージョンそのままフルコーラスで流したら、それはそれで映像と違和感出ちゃうしな。


ナラが歌い終え、大歓声に包まれる会場。


「エヘ、エヘヘ…」
力なく笑うナラ。


早々に変身解除して、ステージからトボトボと退場してきたナラ。
階段を降りてふらついた所を、ジンに抱き止められる。
「チェ・ナラ!」


「なんで分からなかったの?」
目に涙をいっぱいに溜めながら、そのまま階段に座り込むナラ。
「友人たちが、そんなに苦しんでたのに…」
「ナラ…」
ジンはナラの肩に手を添える。


「私のせいだ。全部私のせいだ。もう、どうすればいいの…」
手で顔を覆って泣きじゃくるナラ・・・


事務所移籍の可否を真剣に分析しているシア。


ノートパソコンをボーッと見つめているソンイ。

…いまさら「歌うくまさん」復活も出来ないし…もしナラがガチでソロデビューしたら、行き場のないソンイが一番の被害者だよなw 命の恩人ナラを悪く言うわけにもいかない訳だし。

 

寝っ転がって航空券を眺めているヘラ。MBA留学でもするつもりなのか、それとも母親のいる国を突き止めたのか?

シア(私たち…)
ソンイ(本当にこれで…)
ヘラ(最善なのかな…)

シア、ソンイ、ヘラ(…みんな、大丈夫?) 
모두들 괜찮아? モドゥドゥル、ケンチャナ?

今後の身の振り方を考えながらも、チームメイトたちのことを案じる3人…という所で、第51話終了。

ナラやん…もしこれが大人向けドラマだったら、自殺を図りかねないレベルの抑うつ状態に落ち込んでますね…。韓国女児アニメだから絶対にその展開は無いと信じてはおりますが、やはり彼女の心身がとても心配になります。アニメオリジナル曲「SOMEDAY」の歌詞の、以下の部分が思い出されます。


ナ ホクッシ ナムン ナルドゥルル ヘメゴ
나 혹시 남은 날들을 헤매고
私がもしも残された日々をさまよい

チョグム プジョカン コルミ
조금 부족한 걸음이
おぼつかない足取りで

ッテロヌン ノモジョド
때로는 넘어져도
時には倒れても


今までナラが随所で発揮してきた「自己犠牲」の精神。その感化を受けて、ナラの独り立ちを快く応援し、嫉妬心を抑えて身を引こうとしているシア、ソンイ、ヘラ…。

もしもこのままナラがソロデビューして、首尾良くカリオペを破りミューズになれば、次はヘラ→シア→ソンイと、ミューズの地位を仲良く順番にタライ回しすることだって、あるいは可能なのかもしれません。ビッグジェイが理想とする「自己犠牲」の精神に満ち溢れた完璧なチームが、ついに誕生したとも言えます。

”「自己犠牲」さえ徹底すれば、スターダストやフォーシーズンの失敗は、回避できるはず”
それが、ビッグジェイ校長の思惑なのでしょう…。

しかし、しかし…

☆候補一本化。
ファン投票で勝敗を決めているミューズグランプリ。これは、大統領制を採用している韓国の政情そのものの暗喩だと思います。
選挙を経て大統領になれるのは、当然ながら一人だけ。野党候補が乱立したら、体制批判票が分散してしまいますよね。

ミューズグランプリも同様に、ミュージカル主役が当たって人気急上昇中の主人公チェ・ナラに候補を一本化するのが、確かに合理的決断ではあるわけです。
1987年、韓国における民主化運動の盛り上がりは軍事政権を追い詰め、直接選挙制による大統領選挙の実施を勝ち取りました。


しかし実は、その肝心の選挙で民主化勢力は候補乱立で票が割れ、負けています。金大中が念願の大統領になれたのは、さらにその10年後。1997年の大統領選挙を待たねばなりませんでした。

☆ミューズの舌。

「韓流アイドル界の大谷日堂」こと、カリオペ様の味覚。ついにレイナ=リナであることを見抜きましたね~。
っていうか、やっぱり今までは気づいてなかったんですねw
ナラが小学校低学年の頃がリナの全盛期ですから、そこからリナが失踪して、現在に至るまでおよそ6-10年(現在のナラが中2だとすれば6-7年。高2だとすれば9-10年)。…その間ずっと、差し入れのケーキ喜んでパクパク食べてたんでしょうか?
誰かに薬盛られるんじゃないかとか、全然警戒してないカリオペ様…腹ペコ可愛いです。

☆直きを以て怨みに報いる。
『論語』憲問第十四の三十六に、「或(あ)るひとの曰わく、徳を以て怨みに報ゆること何如(いかん)。子曰わく、何を以てか徳に報いん。直きを以て怨みに報い、徳を以て徳に報いよ。」とあります。儒教道徳では、怨みのある相手がまだ適切な謝罪や償いをしてないのに無条件で赦す行為は、公平性が成立してないから間違いだとされるのですね。

怨みには「直きを以て」、率直な気持ちをぶつけて公正な態度で接しなさいと、孔子は説いています。他人の過ちを見つけたらきちんと改めさせ、自分もまた過ちを改めていきなさいと言うことです。
リナ様には、今の今まで「ミアネ」が素直に言えなかったという、儒教的価値観から見ると大きな人格的欠点があります。ここはナラと大きく違うところです。ナラはリナの再来ではなく、リナを超えるミューズになれる素質があるわけですね。

今回、リナの何に心理的わだかまりを感じていたのかについて、カリオペが率直な思いを語りました。
抜け駆けしたことじゃなくて、その後に失踪して自分を1人ぼっちにしたことが許せなかったと…!
アイカツのマスカレード、プリパラの神アイドルのテンプレ踏襲とも言えるスターダストの2人ですが…愛憎半ばする二人の情念のねちっこさは、まさに韓流脚本でなくては味わえない面白さです。リナに振られ、シャーリーに振られ、ジンにまで振られてきたカリオペ様。演歌が似合う彼女の人生、無念が晴らされる日は果たして来るのでしょうか?和解と赦しのスターダスト再結成ライブを実現しない限り、リナの謝罪をカリオペが受け入れることはないし、第45話のレビューでも言った通り、ミューズグランプリそのものも正統性を回復できないのですね。


さて、いよいよ最終回はミューズグランプリ決戦当日へ…。
次回予告映像なんですが…いろいろと盛大にネタバレしてくれていますねw

テレビニュースのテロップ。

속보
뮤즈 그랑프리에 멜로디 모두 등장?!

「速報
ミューズグランプリに メロディ全員登場!?」


ビッグジェイの目論見を最後の最後で蹴とばして、本心を貫くメロディ!
玉砕覚悟の4人同時変身でしょうか?




正統ミューズ・リナ様がステージへひょっこり上がってくる展開予想も、どうやら実現。歌う気マンマンですね~

「アイドル界の現ミューズ、カリオペ。だが、その人気は韓国じゃ2番目だ」「じゃあ1番は誰だ!?」・・・みたいな、緊張感に満ちた雰囲気から、最後は一転してキャッキャウフフと仲良くGalaxyをデュエットする流れになったら、楽しいですよね。

『シャイニングスター』最終回、「ナラは金大中」「アイドルアニメ版第5共和国」という私の妄説も、どうやら、当たらずとも遠からずな結末になりそうな気配です。候補一本化を捨てたメロディに、果たして勝機はあるのでしょうか?

メロディとスターダスト、一体誰が勝つのか、本当に読めなくなってきた最終決戦。ここまで来たら、とにかく、劇場版・シーズン2にしっかり繋げていく内容であって欲しいなと、願うばかりですね!

次回、ナラの革命は成るや、成らざるや?

第52話「待望の決勝♪ミューズグランプリ」
대망의 결승♪뮤즈 그랑프리
12/3(月)15:25からの放送、imbcでのリアルタイムオンエアはアクセス増加が予想されます。
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