パクチャヌク監督  3月30日。あまりにも偶然に、突然、オールドボイのバクチャヌク監督の「やさしいグムジャさん」の撮影現場に行ける幸運に恵まれた。
場所は、ソウル近郊「ヘイリ芸術村」にあるアートサービス総合撮影場。
 建物の中には、いくつものセットがあり、ディレクターズチェアーに座ったバク監督は、

あまりにも静かに「カット」を言い渡した。

 

もの静かな監督に似て、現場も静かにことが進んでいく。
見覚えのあるきれいな人が現れた。ジャングムの「イヨンエ」さんだ!
この映画で、ジャングムは、こわーい復讐の化身、「クムジャ」になる。
「OK」がでた後の束の間、監督と話すことができた。
教養と博識がにじみでる。
そして、次の日のことを心配しておられた。公開撮影現場公開をかねた記者会見が予定され、世界から88人、国内から何百人もの記者たちが集まると。映画のことなら問題ない。しかし、例の「監督は竹島問題をどう思いますか」は、いただけないと。

幸い、次の日の報道をみると、そのような質問はなかったようだ。
または、記者間にある種の共通認識ができたかな。
記者会見の度に、政治問題の意見を求められるかも知れない事への巨匠の不愉快をまじかに見て、やはりこれは悪習だと思った。