こんにちは。感動企業請負人 テクノ&マネジメント研究所・橋本です。
今日のワンポイントは、ライン生産方式の「ラインバランシング」について解説します。

ラインバランシング(ラインバランス分析)とは、「生産ラインの各作業ステーションに割り付ける作業量を均等化する方法」です。つまり、各工程の所要時間差をなくし、スムーズな生産の流れを設計することです。

ラインバランシングは次のような目的で行われます。
 1) 人・機械の稼働率の向上
 2) 省人化、省力化
 3) 機械化、自動化
 4) 工程設計、工程編成を行うため
 5) 作業能率の向上
 6) 生産リードタイムの短縮化

たとえば、ライン生産方式でライン編成する場合を考えてみます。
次図のケース1のように、1工程よりも2工程の作業時間が短い場合、2工程で毎回手待ちが発生し時間のムダが生じます。また、ケース2のように、1工程より2工程の作業時間が長い場合、工程間に停滞しムダな現場スペースの確保が必要となります。
このようなムダを解消するには、ケース3のように2つの工程間で仕事の配分を均等にして同期化できれば、手待ちや停滞をなくすことができます。以上のように、作業者や機械に仕事を割当て工程間の流れる速さを均一化していくという技法を、ラインバランシングといいます。
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次回は、ラインバランシングの算出手順について解説します。

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