大河ドラマでやっている「龍馬伝」が話題ですね。

日本を外国の手から守るため、皆が幸せに暮らせる日本を作るため、

命をかけて奔走する龍馬は幕末の英雄のひとりだと思います。


ドラマといえばそれまでですが、

当時本当にこのような志を持っていた人たちが生きていて、

命がけで日本を変えようと奮闘していた、

と考え、その人たちの心に思いを馳せると、胸が熱くなります。


「強い信念を貫く」「多くの困難を乗り越える」というのは

お決まりの構図ではあるのかも知れませんが、やはり心に響くものがあります。


もしかしたら、それは私たちがそれと同じことをやり遂げることが、

とても困難だからなのかもしれません。


ところで、「龍馬」といえば、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が有名ですが、

司馬遼太郎のその他の代表作の一つに

「燃えよ剣」があります。


龍馬と同じ幕末に、龍馬たちとは異なる信念を貫いた男

新撰組副長、土方歳三の物語です。


新潮文庫の100冊にも選ばれている本ですが、

その土方歳三の男っぷりにはとにかく心がひかれます。

最後まで自分の信念を貫き通す彼の生き様は本当にかっこいいですし、

初めから最後まで読み通せばそれに心動かされること必至です。


佐幕派は時代の流れに合わず、その後新政府側にとって代わられてしまいましたが、

土方歳三のような男の生きざまが与えてくれる感動は普遍的なものだと思います。




燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)
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5 (おれは、やる)いい言葉ですね
5 幕末時代小説 単純に面白い!
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5 土方歳三よ永遠に
燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
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5 男の典型
5 道を貫く。
5 上下巻一気に読んでしまいました!
5 漢の美学は一粒で二度美味なり

・・・今まで知らなかったのですが、「新撰組血風録」や「燃えよ剣」はDVDもあったのですね。

驚きです、見てみたいと思います。


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5 新撰組の興亡を リアルに描いた作品
NHKのプロジェクトXの中でも特に好きな話です。
元日本代表のラグビー代表選手が教師となり、
その山口先生が伏見工業高校を短期間で強豪校へと育て上げます。

途中でとても有名な不良少年も入ってくるのですが、
山口先生に触れ、彼も日本代表選手に選ばれるまでになります。

「スクールウォーズ」の元にもなった話だそうです。

スポーツ、青春、努力、挫折、
素晴らしい要素が詰まっています。
こんな先生に会えた生徒たちは本当に幸せだと思います。

もっとも印象的だったのは
「こいつらが自分の息子だと思ったら・・・」
と選手たちが自分の息子だったらと想定したうえで、
悔しいだろうな、と語るシーンです。
ここが本当に心に残りました。

それ以来人に対して何かをするときには、子どもとまではいかなくても、
「もしこの人が自分の家族だったら」
と考えて対することにしています。

そうしない場合に比べて、多くの思いが湧き上がってきて、
自分が行動する原動力になっています。

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5 ほとばしるような熱さと優しさ





地上の星のItunesリンクも貼っておきます。
音楽は人の気分を高揚させるものだとよく思います。
また、色々な記憶を結び付けて思い出させてくれますね。

地上の星 /Miyuki Nakajima

¥200
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※モバイル非対応

ノンフィクションとフィクションとは違うと思う。

だいたいフィクションには本当のような創作があり、ノンフィクションには信じられないような、

しかしやはりリアルな話がある、もちろんそうでない場合も多いが・・・


この本にはやはり、信じがたいようなリアリティーが含まれていた。

それからノンフィクションを読むというのは読む側の気分も違う。

それらの人物は確かに、この世界に実在した、そう考えると話はより私に接近する、

私も彼らの気持ちを考えることがある。これはフィクションでは少なくても私はやらないことだ。


ゲイリーは非道な悪人だ、しかしこの本の中では確かに彼は魅力的でもある。私は彼にわずかな好感すらも

抱く、しかしそれはあくまで読み物として、この物語を知ったからだ。

もし、同時代人としてゲイリーが存在していたら、私は彼のことを軽蔑し、憎しみ、激しく嫌悪しただろうと思う。

この本を読んで様々なことを感じ、考えたが、特に強く思ったのは、
私たちはこの理不尽さに満ちたたったひとつの世界で生きていかなければならず、

他に生きて行く世界など存在していないということだ。どうしたって、この世界で生きるしかない、

逃げ場は無い、これは恐ろしいことだ。

ゲイリーのように取り返しがつかないような状態になってしまった人々には全く逃げ場が無い。

もちろんやり直しなどできない。抜け道は死しかない、当たり前のことだがその事実は私を恐怖させた・・・

以上が、以前読んだ時の感想です。

なかなか心に残る話でした。村上春樹翻訳で、翻訳の作品であることを感じさせないような、

作品にフィットした日本語で書かれています。


お勧めです。



心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)
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5 カラマーゾフの兄弟
5 暗く深い井戸の底
5 キリスト教国の闇
4 みんなはこの本を読んで、いったいどんな感想を持つのだろう?
4 村上春樹さんの訳が・・
心臓を貫かれて〈下〉 (文春文庫)
マイケル ギルモア
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おすすめ度の平均: 5.0
5 アメリカ社会の闇 
5 傷と愛
5 友人にも勧めました
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5 人を生きさせることは、できない。

誰にも覚えのある青春、ありあまるエネルギーがある一方、

それをどこに向けたらいいのかが分からず・・・

複雑で甘酸っぱい時代です。


自分の生を何にぶつけていったらいいのか、そこに悩む青春の葛藤を描いた漫画が

この松本大洋の「青い春」だと思います。

短編集ですが、どれも一つ一つ味があります。


私はこれを読むと、心の中にせつなさがこみ上げてきます。

「感動」とは少し違うのかもしれませんが、

自分の中にある何かが刺激されて、不思議な心理状態になるのです。


若い時に夢中になっていた懐かしい音楽を聴いて、

その頃の家族や友人、恋のことを思い出しているような、そんな気持ちが近いかもしれません。


松本大洋というと、まずは映画になった「ピンポン」や「鉄コン筋クリート」が有名ですが、

他の作品も本当に素晴らしいと思います。


青春を感じたいという方にはとてもお勧めです。



青い春―松本大洋短編集 (Big spirits comics special)
松本 大洋
小学館
おすすめ度の平均: 4.0
5 ハズレなしの傑作集
3 思春期特有の苛立ちのようなものがリアルに表現されている。
5 ぼくたちには松本大洋がいる
4 タイヘン面白く読める粒ぞろいのタンペン集
4 映画が先でしたが

人はどんなことに感動するのか、
自分の枠を超える何かにであった時は
ひとつ、感動したり心を揺さぶられたりする時かなと思います。
相手が自分が期待していた以上の何かをしてくれた時、
思ってもみなかったことをしてくれた時、
今まで考えたこともなかったことに触れた時など。

自分の今までの枠の外のことに感動する、
ということであれば、
たくさんの感動をすることは、
自分の枠を大きくすること、成長することでもありますね。

たくさんの感動経験をして、自分も人を感動させられるようになりたいです。