空港の手荷物検査場で久々にひっかかる。
容疑にかけられたのは明石焼き。
容器にはいった出汁に容疑がかかる。
まぁ、容器にこんな液体入ってたら、そりゃ怪しまれるわな。
そんな時に検査員から驚きの発言。
「飲んでもらっていいですか?」
「は?」
明石焼きの出汁は飲むためのものではないし、飲んだらこのあと美味しく明石焼きが食べられない。
苦笑いしながらやんわーりと断るとますます怪しまれる。
すると検査員もひかない
「では私が、、、」
心の中では
「えーっ、お前が飲むのかよっ!」
と思って慌てて止めに入りそうになる。
ますます怪しまれるかと思いきや、続く検査員の言葉が
「匂いかがせてもらっていいっすか?」
「はっ?はい・・・」
と回答するボク。
そして三人くらいに回される。
クビをかしげる係もいればうんうん頷く人もいる。
そしてボクの明石焼きの出汁は解放される。
やれやれ。