この10日間、受け止められなかったけど、
でも受け止めなくてはいけない事実もあるようです。

藤田憲一さんのご冥福をお祈りします。

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思えば、一番最初の仕事はかれこれ5年前一緒に立川に行った時。
それまではあまり話したことは実はなかった。

30人たらずの前で急遽ピンチヒッターで講演した時、
「プレゼン、めちゃめちゃうまいっすね」と言ってくれた。

社交辞令とかではなく、具体的に良い所を列挙してくれたのは彼の人柄の良さをとてもよく表している。
(彼は様々なビジネスや作家のプロデュースをしていた。)

その後の外部講演が急増したのだが、新会社を立ち上げてからも、よく講演に足を運んでくれた。

六本木ヒルズで250人を前にしたセミナ やOAZOでのセミナ、昨年のビックサイトやサンシャインでのセミナなど、いつも来てくれて、最新トピックについてディスカッションした。

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一緒に仕事してた時は午前定食(通常より50円安い)を食べに行ったりしたなぁ。
その後もホームパーティに招待してくれたりと、色々思い出は多い。

こないだ品川で一緒に夜景を見ながらのお茶が彼の姿を見る最後の時間になってしまいました。

童心に返ったようにキラキラした目で夜景を見つめる姿と、「元気になります」という力強い握手が印象的。

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その後電話でお話した時には非常に辛そうだったが、最後に「鈴鹿にF1を観に行きたい」と言っていた。

彼は鈴鹿に行けたそうだ。

余命宣告の期間の3倍を精一杯行き続け、かつやりたいことはやり遂げる信念の強さは脱帽。

彼はWEB上のクチコミのビジネスを一緒にしてきた。
数年前から、WEBのクチコミはTVや電話などのあらゆるコミュニケーションツールを超えるツール/媒体になると語っていた。

彼の「旅立ち」も実はブログやmixiで知ったものだ。

やはり彼は有言実行する人だ。

今は、ゆっくり休んで欲しいと思う。