夏かと思うぐらいに暑かった、先週の日曜日。
埼玉に住む友達から「川越の桜🌸観に行かない?」と誘われたので出かけてきました。
東上線の川越駅で待ち合わせ、まずはバスで一番街に。
こんな風に古い建物がたくさん残っています。着物姿の人もちらほら。
街のシンボルと言われる「時の鐘」。
鐘を鳴らして人々に時間を知らせる塔です。
江戸時代から続いていて、現在は機械仕掛けで1日4回鳴らしているとのこと。
夕方戻ってきた時に聴けました。
案外静かな「ゴ~ン」という音です。
しばらく街並みを眺めた後、私の希望で氷川神社へ行きました。
約1500年の歴史があり、太田道灌が詣でたことでも知られる神社。
手水はしましたが、混んでいたので参拝は断念。
でも絶対にやっておきたかったのが…
この鯛みくじ。
釣り竿で籠の中の鯛を釣るという、ユニークな引き方のおみくじです。
ドラマの『ワカコ酒』で観て気になってたんですよね。
こちらの鯛をゲット。
釣り針に引っ掛けるのが意外と難しかったです。
中身は大吉!
「願望」は「気ながくすればととのう」らしい。やった(*^^)v
でも「旅行」は「十分でない 控えよ」って……一応旅行中なんだけど^_^;
裏手から新河岸川に出ると、桜がいっぱいに広がっていました🌸。
ある和菓子屋の当主が出征した息子の無事を祈って育てていた苗木が基だそうで、「誉桜(ほまれざくら)」という名前が付いています。
遠くから見ると桃色、近づくと白っぽく。
水に浮かんだ花びらもまた綺麗。
もう散り始めだそうなので、今観れて良かったです。
この後どうしようかと2人で地図を見ていたら、橋の向こうに美術館を発見。
スーパーマーケットのヤオコーが設立した「ヤオコー川越美術館」。
三栖右嗣(みすゆうじ)という画家の作品を所蔵しています。
知らない名前でしたが、興味が湧いたので入ってみました。
すぐ席が埋まってしまうので……と係員さんに促され、先にカフェで休憩。
中ではちょうどピアノの演奏会をやってました。
「ヤオコーのおはぎはおススメ」と友人が言うので、おはぎと抹茶のセットを注文。
程よい甘さでモチモチしてておいしかったです。抹茶にもよく合う💕
三栖右嗣は昭和から平成(1927~2010)にかけて活動した洋画家。
現代リアリズムの巨匠と言われているそうです。
ヤオコーの創業者は彼の大ファンで、家族ぐるみの付き合いがあったとか。
写実画家なだけあって、絵は写真みたいにリアル。
桜など花をテーマにした作品が多くて印象に残りました。
『野の花』(1982年)
新聞紙の上に花がバサッと置かれた絵。
こういう静物画好きです。
『ヴェニスの風景』(1988年)
イタリアの都市ヴェネツィアの風景。川面がとても綺麗です。
一度ゴンドラ乗ってみたいな~
晩年の大作『爛漫』(1997年)
迫力のあるしだれ桜ですね。
下にいる母親と赤ちゃんは何を想うのでしょうか。
そんなに広くなく10分くらいで回れますが、
雰囲気が良いのでしばらく座って癒されてました。
カフェのピアノの音が心地良いBGMに…
また訪れてみたい美術館です。
夜は焼き鳥を食べながらお互いの近況報告。
といっても友人の話がおもしろいので、ほぼ聞き役でした。
(引きこもり気味だから元々話すネタ少ないしー)
フルタイムでバリバリ働いて、休日は必ずどこか旅してるらしい。
その体力ちょっと分けてくれ(笑)。
何を食べてもおいしかった焼き鳥屋さん。
お土産は美術館で買ったポストカード。
『爛漫』の方をクリアケースに入れてみました。
しばらく机に飾ります。
今日も読んでいただきありがとうございます。
それではまた。