こんにちは。
ゴールデンウィークは横浜に行ってきました。
コロナ禍になってから遠出を控えていたので、他県に行くのも久しぶり。
観光地として有名な山下公園の辺りを回ってきました。
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「横浜ローズウィーク」が開催中だったので、公園内はバラでいっぱい🌹
どれも綺麗で、飾り方も凝ってておもしろいです。
一番楽しみにしてた、日本郵船氷川丸。
昭和期に活躍した客船で、今は記念館としてここに係留されています。
中を見学してきました。
想像してた以上にでっかい(*・0・*)
横浜―シアトル間を往復する貨客船として1930年に建造され、戦時中は海軍の病院船として活動。戦後は貨客船に戻り、1960年に引退するまで254回も太平洋を横断したそうです。
海外へ行く手段が限られていた当時、異国からやって来る船は一種の「外交使節」として注目されました。
なので船内はとても豪勢に作られています。
広い食堂。
一般の客室。
毛布の折り方がすごい凝ってます!
VIP専用のスイートルーム。
あのチャールズ・チャップリンが泊まった部屋だとか。
今見てもオシャレで輝いてますね✨
ただしこれらが使えるのは一等のお客だけ。
安い三等客室は一等客室からかなり遠い所にあり、一等の区画への出入りは制限されていました。
やはり身分差別的な意識があったのでしょうか?
ここが三等客室の入り口(この先は立ち入り禁止でした)。
ギャレー(調理場)の近くの奥まったところにあります。
華やかでない分、船員と船客が仲良くなるなどアットホームな雰囲気だったとか。
計器や舵が並ぶ操舵室。
オープンデッキからは外を一望できます。
晴れてて良かった🌞
最後の展示コーナーでは、氷川丸に乗船した方々の証言が読めます。
戦時中「武器を運搬しろ」と海軍将校に強要されるも毅然と断ったとか、
物理学者の小柴昌俊さんが三等の乗客からサンマをもらったとか、
興味深いお話がたくさんあって見入ってしまいました。
この一隻の中にたくさんの歴史が詰まっていることを実感。
少し混んでいたので駆け足気味の見学になりましたが、とても楽しい体験でした。
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続けて「横浜人形の家」を見学。
日本や世界の様々な人形が展示されています。
フランスのビスクドールや、
人間国宝の方が作った日本人形などなど。
1920年代にアメリカから贈られた「青い目の人形」のコーナーもあります。
左が実際に寄贈された「ジェニファ」で、右は日本が答礼として贈った市松人形。
当時は日系移民の問題で日米関係が悪化していたので、その緊張を和らげようと、互いに人形を贈りあうことにしたそうです。
展示を見てとても素敵な事業だと感じましたが、約15年後に太平洋戦争が始まることを思うと切ないものがありますね……
「赤い靴の女の子」の歌に出てくる女の子をイメージした人形。
船に乗る直前の様子でしょうか。白い肌と寂しげな瞳が印象的です。
小さい頃、あの歌の「異人さんに連れられて~」という下りがやけに怖かったのを覚えています(多分誘拐と勘違いしてたんだと思う)。
海風が気持ち良く、異国情緒もたっぷり味わえた小旅行でした(´▽`)
次に来たときは神奈川近代文学館の方も行ってみたいなー
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今日も読んでいただきありがとうございます。
それではまた。