4年生の伊藤瑠吾です。


僕は小学校サッカー、中学校バドミントン、高校はサッカーで、相撲に全く縁もゆかりもない人生を歩んできました。そんな僕がなぜ急に相撲部に入ることになったのか。それは吉川先輩と出会った2018年4月2日まで遡ります。


入学式を終えた次の日、ガイダンスに参加するため満員電車に乗っていた僕は、寝ている女性が痴漢されている所を目撃しました。周囲の人に「痴漢ですよね?」と確認しても皆見て見ぬふり。そんな中、僕の話に耳を傾けてくれたのが当時関大相撲部2年生の吉川彗先輩でした。その後吉川先輩と協力し、痴漢を捕まえることができました。吉川先輩と大学も出身中学も同じだと分かり、完全に運命を感じていた僕は次の1ラリーの会話だけで相撲部への入部を決めます。


僕「僕筋トレしたいんですよね」
吉川先輩「じゃあ相撲部来たら?相撲部は筋トレ部やで」


この縁は無駄にしてはいけないと思ったのと、筋トレ部なら行こうという安易な僕の考えから、僕の相撲生活は始まりました。


そうして始まった濃い4年間で相撲から学んだことは数え切れません。今は85kgまで増えましたが、最初は「体重55kgの素人」で入ったが故に、苦しいことの連続でした。
そんな中で、社会人になっても大事だと思ったのが「継続力」です。
相撲では、うまくいかないことが99%でした。でも練習の最後の最後に、1%だけ自分の中で何かコツを掴んで終わる、この繰り返しでした。これは仕事でも一緒だと思います。1年目は特に、ほとんどがうまくいかないことだらけ。自分のできなさ加減に嫌になると思います。でも目的を持ってやり続けてさえいれば、今日もまた1%だけ学びがある。それを毎日続けて成長する。相撲で学んだこの継続力の精神を社会人になっても生かして頑張れたらなと思います。


最後に関大相撲部への想い。
伝えたいことは沢山ありますが、長ったらしくてありきたりな言葉になってしまいそうなので、シンプルに締めます。


僕は、人生を何度やり直せたとしても、絶対に同じ時代に関大相撲部に入って、皆とまた同じ日々を過ごしたいです。
この青春の日々に代わるものはないです。
ありがとうございました。