アンプヘッドとスピーカーキャビネットをつなぐスピーカーケーブル。
コイツが無いと音は出ません。
シールドも大事、電源ケーブルも大事。
まっ全部大事だけどね。
今まで、スピーカーケーブルは何種類か試してきたけど、
最近はBELDENの9497というのをここ数年使っていました。
ウミヘビってやつね。
コイツは、音がタイトになる。
真空管アンプを使ってる時には程よく締まって、とっても良い塩梅だったのね。
最近はアンプをacousticに変えたところ、
ただでさえタイトな出音のアンプなので、
もう締まって締まって。
抜けは良いが、もう気持ち太さも欲しいなと。
そんなタイミングで、
いつもお世話になっているお店にフラリと立ち寄って、
「こうこうこうで、なんか良いスピーカーケーブルないすかねー」
なんて言ってたら
「あるよ」
と。
この「あるよ」はね、
とてもワクワクするのです。いつも。
出てきたのがこちら!
ウェスタンのケーブルだよと言ってました。
これってWEの事ですかね。
ウェスタンエレクトリック。
しかも1930~40年代のデッドストックだそう。
超レアものだー!
それだけでも酒の肴になるなー
まっ、肝心なのは音だけどね。
という事で、
スピーカーケーブル試奏大会ー!
いつもお世話になっているレコーディングスタジオ「FOFTOO」にて、
全5種類のスピーカーケーブルを試奏。
BELDEN 9497
CANARE 4S8
Free The Tone
CS-8037Barbarossa BR-SP400
WE 1940年くらい
の5種類。
BELDEN 9497
まーいつもの音。
余計なローがなく、ハイミッドがゴリゴリいう。
音量は少し下がる印象。
ベースにしてはサウンドが細くなりすぎると思う人もいるみたいね。
CANARE 4S8
レコーディングではこれを使った。
スタンダード、無難。
間違いない。
いい意味で普通に良い音でした。
好きな音。
Free The Tone CS-8037初めて鳴らしたけど、同社のソルダーレスケーブルの音の印象と近いと思った。
素直、必要な帯域が上手に鳴る感じ。
古いアンプよりも、モダンなアンプとの方が相性が良いのかなと思いました。
Barbarossa BR-SP400
昔はメインで使っていて、今はボーカル秋野さんがギターで使っている。
一番音量がデカい。
上から下までレンジが広い。
ブライトな所も出るので、弾いてて楽。
これも好きな音。
WE 1940年代
鳴らした瞬間、ニヤついてしまった。
この音が嫌いなベーシストいるのか?
って感じ。
ヴィンテージ楽器に通ずる、
美味しい所だけ、惜しげもなく鳴る感じ。
ベースらしいロー。
ベースらしいハイ。
どっしりコシの強いミドル。
グリスなんかしたら、
ゴロゴロと転がる岩のよう。
正真正銘、好きな音でした。
今後は、会場の鳴りによって、
BELDENとWEを使いわけようかなと思います。
でもメインはWEだな!
手に入れたら使いたいじゃーん!
ライブで鳴らした感想は、
また後日!