米国主軸産業である自動車業界はガソリン車が中心だったが、もう過去の話。

 

 新型コロナウィルスの影響により、ガソリン車は衰退しており、米テスラが持つ電気自動車(EV)が時価総額をトヨタ自動車を超えた。

 

 バンク・オブ・アメリカが毎年発表している世界の自動車販売台数予測では、今年の販売台数が昨年に対して25%減になる。

 

 日本の自動車メーカーはかなり苦戦している。トヨタ7.9%、日産30%、ホンダ18.9%減となっている。

 

 今年、4月から5月にかけて、ロサンゼルス港では、日本車や韓国車がコンテナ船に入稿できずに立ち往生する事態にみまわれた。

 

 また、トランプ政権は、今回の新型コロナにより内向的な政策に傾くことが確実で、日本車メーカーにとっての痛手なのが、新規就業ビザ、グリーンカードの一時凍結を打ち出しだ。バイアメリカン運動がますます推進されていき、輸入車に逆風が吹く事態である。

 

 米テスラは、コロナショック後にいち早く生産を再開させた”勝ち組”の代表的な企業となり、6月18日にはついに株価が1000ドルを突破した。また、7月1日には米国市場で時価総額は約22兆6000億円となり、世界のトヨタ自動車を抜いて自動車メーカーの世界首位となった。

 

 自動車業界は、米に問わず中国も、電気自動車(EV)に力を入れており、変化しだしています。日本の自動車業界も早急な変化構造よりスピーディーに世界にアピールする必要があります。

 

 

 

 参考記事:

エコノミスト