”音楽業界の現状”
課金制ストリーミングサービスが主流となり、さらに言えばお金を払わなくてもYouTubeで聴ける時代になり音楽業界では「音楽が売れない時代」になっています。しかしそれでいても、有効な打開策を見出せないでいるように思えます。
”リリースしたCDは書籍扱い!?”
マキシマムザホルモンがリリースした「これからの麺方コッテリの話をしよう」は、書籍扱い。内容は、「CD4曲プラスボーナストラック+漫画」、漫画の内容は「コロコロアニキ」で連載されていた漫画の未発表の最終話の先行掲載されたもの。
しかも、特典として。。。
①ホルモン復活後に開催されるライブチケット購入権利が当たる「先行リザーブチケット抽選権」
②「グッズがすぐに売り切れて買えない」という声に応えるべくオープンした「ONLINE SHOPプラチナVIPラウンジ入場チケット」
③クーポン取扱店ステッカーのある飲食店で特別サービスが受けられる「腹ペコえこひいきグルメクーポン」
④ホルモンのファンであることをカミングアウトできる「腹ペコ宣言ステッカー」
ユニークな4大特典付き。こんだけ付いているのは価値があると思えるラインナップ。
”ありえない組み合わせ”
特典の豪華さも魅力的ですが、何よりも漫画とCDを抱き合わせて書籍として発表したことがありえないこと。
前作の「デカ対デカ」もDVD3枚、ブルーレイディスク、CDの構成で、それどころかゲームをクリアしてパスワードを発見しなければ映像コンテンツを見ることができない、なんとこ斬新。。
”CDを買わないといけない仕組み”
マキシマムザホルモンは「CD以外で音楽を売ることはない」と公言しています。CDについている期間限定の「プレイパスコード」で専用サイトにアクセスすれば音源のダウンロードが可能になり、スマホで聞くことができる。
本作は、様々なCDを売るための課題に対する答えをマキシマムザホルモンの亮先生なりの回答だと思います。
参考記事:
http://www.55mth.com/2018/korekaranomkctl/