米アマゾン・ドット・コムは大手銀行との間で、当座預金に似た商品を作りあげ、顧客に提供する計画を協議していると関係者があかした。アマゾンが銀行になる動きにつながる可能性は少ないが、銀行口座に似た商品を提供することでアマゾンにとって様々なメリットがある。

 

 アマゾンは通信サイトや、傘下のホールフーズ・マーケット、電子書籍のキンドル、人工知能AIスピーカー「エコー」があり生活に必要なものはほぼ揃う。また、顧客に対しての収入や支出行動など貴重なデータにもアクセスができ、的確な商品やアドバイスが提供ができる。

 

 今回の動きは、アマゾン、顧客双方にとってメリットしか見えない。Amazonが金融機関に支払っていた手数料の削減ができたり、顧客にアマゾンの持つ口座から直接引き出して商品の購入をすれば無駄な手数料負担も軽減できる。ECと物流それに金融が繋がれば企業としては最強ではないでしょうか。

 

参考記事:

https://www.wsj.com/articles/are-you-ready-for-an-amazon-branded-checking-account-1520251200