スペイン・バルセロナで26日に開幕した世界最大のモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」での記者会見などで、5Gの商用化計画の1年前倒しの19年に見通す予定です。

 

 携帯通信業界(特に米国や韓国)は、19年中に5G商用化を見込んでおり、欧州では18年内に5Gの試験運用を開始すると報じています。

 

 日本では20年開催予定の東京五輪に合わせて19年中に本格的に投資を開始すると述べています。日本の3大キャリアでは20年までの投資額が10兆円に及ぶ見込みですがこれまでの4Gに比べ投資金額は少なくなる見通しだという。

 

 5Gの特徴はこれまでの規格「4G」とは異なり、通信の遅れがほとんどなく大容量のコンテンツの送受信や、ロボットを時差なく遠隔地から制御したり、自動運転への応用にも対応する。また、中国のファーウェイはコネクトかーやドローンに5Gを使って、物流の分野で利用を検討している。医療業界でも遠隔医療などで5Gを活用を検討しています。

 

 各社は5G関連事業を新しい成長エンジンと位置付けています。日本はオリンピックを視野に入れて5G導入を国策として進めて自動化、遠隔操作、ハードウェアとコンテンツの連携がスピーディにいくことには期待をしてます。その一方で情報化社会と言われている現在のうちに見極められるだけの力と情報力、直感力を養っておく必要がありそうです。

 

 

 

参考記事:NTTドコモ 2020年に向けて5Gの標準化動向

http://www.ntt.co.jp/journal/1701/files/jn20170113.pdf

 

docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/docomo5g/index.html

 

KDDI
https://www.au.com/mobile/area/5g/

SoftBank
https://www.softbank.jp/biz/5g/