国の奨学金を返せずに自己破産するケースが過去5年間で約1万5千人(本人が8000万人、連帯保証人が7000万人)まで5年前に比べて13%ほど増えている。本人が自己破産する場合、連帯保証人になった親族が支払う義務があり、親子で自己破産することになる。
自己破産は、本人が借金を返せる見込みがない場合、裁判所に認められれば返済を免除されるが、その代償として財産が処分され、個人の情報が全て官報に載る。また、借り入れの制限もかかるため不利益と言える。
奨学金に絡む自己破産の原因として、学費の値上げや非正規雇用の広がりによるものや機関の回収の強化も影響している。過去5年間で本人への返還を求める動きが約4万5千件。また、強制執行まで至ったケースは16年度は387件にも及ぶとのこと。
私は、国の経済に見合った奨学金制度が必要だと感じます。事実、国際的な統計では、返済義務のないものを奨学金といい、日本の奨学金は教育ローンと同じものに分類される。言葉の意味を間違えていると感じます。
下記に添付したサイトは各大学ごとの奨学金延滞率です。将来の自己投資として国がサポートしてくれるのであれば、将来、奨学金を借りることによって自身の金融事情がどうなるかも事前に教育すべきなのではないでしょうか?
参考:
独自集計!全大学「奨学金延滞率」ランキング
http://toyokeizai.net/articles/amp/168512?display=b&_event=read-body
奨学金に関するサイト
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3815/1.html