楽天グループの楽天カードは2017年4月〜9月期の取扱高は約3兆円に達し、三菱USJニコスなどの銀行系カードを抜き、自社発行カードでは首位に立った。強みとしてはグループ全体で総額2000億円に及ぶポイント付与。ポイント利用率は1%と他カード会社と同程度だが楽天市場での買い物に4倍のポイントがつけていることなどが、取扱高をあげている。楽天カード単体で見れば負債は増加するが、楽天グループで見れば集客のための販売促進費といったところだろう。
 
 楽天グループは、この後の展望として海外進出に力を入れている。進出4年目の台湾をテコに、他アジア国や欧州など。特に、欧州ではFCバルセロナとパートナー契約を結び
グローバル企業としての飛躍を目指している。