
オリンパスのミュー・TOUGH(タフ)-6000という2009年一月に発売された機種。
1/2.3型CCDに1000万画素・・・一昔前のコンデジという感じ!
このクラスのカメラで撮影するなら、スマホやiPhoneの方が写りが良かったりする・・・。
今時はコンデジ使ってる方は少ないのではなかろうか・・・。
特に若いかわいいおねぇ~さんや、イケメンのおにぃ~さんは持っていないだろうなぁ・・・。
でっ!そのコンデジだけど、やはり今時の若者は敏感で写りはスマホやiPhoneより劣る・・・よくわかってらっしゃる・・・
ちっぽけなセンサーに1000万画素・・・かなり無理がある・・・と思う・・・

まず、フルスペックで撮影。

まぁ~こんな感じ。サイズは3648x2736の998万画素。
スペックダウンの写真はこちら↓

2560x1920の491万画素・・・フルスペックの半分の画素。
どちらの写真もWebで見た感じは同じ。
がっ!
よく見てみる。
フルスペック写真の拡大写真。

スペックダウンの拡大写真。

色合いがややフルスペック画像(FS画像)の方がやや色飽和を起こしているような???
ダウンスペック画像(DS画像)の方が見た目に近い。
さらに、白いキーボードのディテール(細かい汚れ)やシャドー部のグラデーションはDS画像の方が良く再現されている・・・ような???
これはどぉ~ゆぅ~事かっ!?
小さなセンサーに高画素で高画質というのは基本的には無理がある。その無理を補うためにカメラ内部の画像処理エンジンで処理しているだけなのだ。
コンデジのエンジンなんて知れているので、難しい問題(高画素)を与えると処理に困るが優しい問題(低画素)だとサクサク答えてくれる。
よって結果としてDS画像=低画素の方が結果が優れているバヤイが多い。
デジ一眼も同様で高高画素・・・フルサイズとはいえ2000万画素オーバーとなるとかなり情報量が増え問題が難しくなる。それを最新の画像処理エンジンで処理するわけだが、こうなるとセンサーの画素数より処理エンジンで画像が決まる。
昔訪ねたニコンサービスでセンターの方のお言葉・・・
「フィルムのISO50相当はデジタルの世界では大体1400万画素くらいですからね・・・。むやみに大きな画素数は必要ないわけですよ・・・。大きくなると画像処理センサーの処理能力が問われてくるので開発に時間がかかりますね・・・いくらパーツが安くなったとはいえ開発費にお金がかかるのでユーザーの皆様にはご迷惑をお掛けしますね・・・」
コンデジ程度の小さなセンサーなんて台湾あたりだと数百円で買える!!
またキヤノンのバヤイは・・・
「フルサイズで最大の画質を求めるのなら最新のレンズとの組み合わせで最良の結果が得られやすいですね。
デジタル画像はノイズとの戦いになるわけですが、どうしても避けられない壁ですね。ノイズを気になさるならむしろ画素数を下げて撮影されたほうが結果が良い場合があります。そのため、フルサイズ、フルスペックのデジ一眼であってもMサイズ、SサイズといったRAW画像の選択を用意しているわけです。プロ、アマチュアの皆さんがすべてフルスペックを求めているとは思っていませんからね。ユーザー様にも選択を持ってもらうという事も考えております・・・」
言われてみればキヤノンのデジ一眼にはあまり他社にはない三種類のRAW画像が用意されている。

写真はお気に入りの激安カメラ・キヤノン7Dだが、このように三種類のRAWがある。
RAW(約1800万画素)、MRAW(約1000万画素)、SRAW(約450万画素)。
いつも使うのはMRAW・・・よほどの事がないかぎりフルスペックでは撮影しない。
このクラスのカメラには難しい問題(=高画素)の処理は難しいのである・・・。
やさしい問題を出して上げなくては・・・。
スペックダウン・・・皆様もお試しあれっ・・・少なくともノイズが減りディテールが生きてきますよ!!