・・・車検が終わって車を引き取りに行った日にATミッションからフルードが流れ出し再度ディーラーで点検・・・。
「・・・車検は基本的な点検しかしませんからね・・・基本、消耗パーツの交換が主ですからね・・・」
車検を通したのにもかかわらずの故障・・・。
以来・・・”車検=いい加減!”と言う思い込みも激しいトラウマが出来上がってしまった・・・。
でっ・・・今回・・・”ポンコツくん2号(ホンダ・CBX750F)”を己の力でユーザー車検に通す事にした・・・。
まずはユーザー車検にあたり簡単な掃除・・・。

少しでも見栄えが良くなるように・・・・・・あまり意味はないのだが・・・気は心・・・

ユーザー車検は久々だけだっ!この”ポンコツくん2号”はホンダのCBX750Fという昭和59年の古いバイク・・・。
今から約30年前のバイクとなる・・・
まともにバイク屋で車検を通すと”あっちゃこっちゃ悪い(=ブレーキパッド交換・電装系の交換・その他、消耗品の交換等)”と言うことで7万~10万円くらいかかってしまう・・・そりゃ~そうだ・・・古いバイク・・・あっちゃこっちゃ悪くて当然と言えば当然!
・・・ただ・・・普段乗っている分には何ら問題ないのだけど・・・。
消耗品の交換より根本的な整備が必要で・・・まずはキャブレターのオーバーホール&クラッチの交換・・・。
このような根本的な整備は車検では扱わない・・・。
日常的にバイクに乗っていればおのずと交換しなければならない”消耗品パーツの交換”が車検においての点検となる・・・消耗品を交換したところで何ら走りには変わりないのだけど・・・

己でバイクの”弱点は熟知している”つもりなので、意味のないバイク屋の点検は無視してユーザー車検で車検を通す事にした・・・。
とはいえ、”車検は基本動作の確認”になるので必要最低限の整備はしておかなければならない・・・・。
今回、気になったのは前ブレーキのすり減りとフロントライトの光軸調整・・・。
ダブルディスクのフロントブレーキは右側のブレーキシューがヘタっていることが判明。
あとはフロントライトの光軸調整・・・これは・・・己で調整は難しいので・・・”テスター屋さん(=車検のために最低必要なテストをしてくれる整備工場”と頼る事にした・・。
陸運事務所の周辺には多くのテスター屋さんがある。横浜市での車検検査&登録なのだけど、横浜陸運事務所にちかい・・・”ヨビケン横浜”でテストを受ける事に・・・。

年度末だと多い日は一日は300台以上の車両を検査するというヨビケン!!
予備検&車検が空いているのは火曜日&水曜日だという・・・。
検査を受けに行ったのは木曜日・・・ぜぇ~んぜん空いていた・・・。
まずは”車検のキモ”と言うべきフロントライトの光軸テスト。

テスターを前にあれこれ調整をしてくれる(光軸テストのみだと2000円)。
「・・・ビミョ~に明るさが足りませんね・・・。どうします!?ライトバルブを交換しますか・・・」
早く車検を終わらせたいので即OKする。
続いてはブレーキテスト。

前輪・ダブルディスクの右側が減っていたのだがブレーキテストはOKという事に・・・
これがバイク屋さんの車検では丸々ブレーキパットは交換される(費用・8~10千円ほど)・
「テストはほとんどOKなのですが、フロントライトの明るさが足りませんね・・・交換しますか!?」
と言われたので素直に交換に応じる。バルブ代1300円、交換工賃500円。
CBX750Fはフロントカウルを外さないとライトバルブの交換ができない・

カウルを外してフロントバルブの交換。
「・・・車検の際はカウルはべつになくても大丈夫ですよ・・・運転に支障があるわけでないし・・・」
言われるがままにバルブの交換をして陸運事務所へ・・・。
車検の際に必要なのがあれこれある書類・・・どれも数十円なんだけど、自分で記入するとなるとそれなりに時間がかかる・・・。車検で最も面倒な作業なのでヨビケン横浜で書類をすべて揃えてもらった(代金1000円)。
整備記録簿はなし!
「別になくても大丈夫ですよ・・・。検査場で”後整備ですか!?”って聞かれるだけですから・・・。記録簿は車検が終わった後で用意しても問題ないですよ・・・」
ユーザー車検で面倒なのが整備記録簿の準備だったのだが、必要ないとの事・・・良かった、良かった・・・。

あとは陸運事務所へ行き、言われるがままに書類を提出するだけであるっ!

基本、車検場の方々は親切なのでトンチンカンでもあれこれ教えてくれる。

言われるがままに書類を提出して書類を揃える。
前もって書類を揃えていたので楽チン楽チン
書類がそろえば後は車体の検査のみ。

木曜日の陸運事務所は空いている・・・ラッキーである!!

木曜日て言うことで空いている検車場
さっさとバイクを検車場へ移動する・・・撮影は禁止っ!・・・検査員に指摘されて気づくのだけど・・・
毎日、何台も車両をみている検査員・・・・小手先だけの整備だとすぐに荒を探られそう・・・

がっ、大丈夫!車検はそもそも運転に支障が出ないように整備されているかどうかをチェックするもので、車両の性能が落ちているかどうかをチェックするものではないっ!
薄暗い倉庫のような検査場へバイクを進める・・・これだと掃除してもしなくてもいっしょだったか・・・多少の汚れなんて全くわからない・・・。
検査場へ入る前にウインカー、ライト、ホーンのチェック・・・問題なしっ!
その後、ローラーのついたプレートの上へバイクを進めて前後のブレーキテスト。
テスター屋さんでチェックしてもらったものとほぼ同じでこちらも問題なしっ!
さて・・・”車検のキモ”・・・ヘッドライトの光軸テスト・・・でも大丈夫・・・こちらもテスター屋さんですでに同様のチェックをしているので一発でOK・・・問題なしっ!
これだけで終わり・・・あっという間であるっ!
横浜運輸局のばやい、ハンマーを使って各部を点検したり、マフラーからの排ガステストはなかった・・・。
ほとんど目視のみでのチェック・・・”へっ・・・これで終わり!?”・・・と思うくらいあっさりと終わってしまった・・・。

検査終了後、書類にハンコを押してもらって提出。新しい車検証の発行となる。

テスター屋さんに到着したのが14時過ぎ・・・あれこれやってもらって検査を通して車検証を発行してもらったのが15時半ごろ・・・一時間ちょっとで検査終了・・・早いっ!
今回のユーザー車検でかかった費用・・・。
●テスター代(横浜ヨビケン)3500円
●ライトバブル交換代1800円
●各書類代書1000円(自分で運輸局で用意して記入しても可。書類代は数百円ほど。やってもらったほうが楽!)
●自賠責保険24か月分13640円
●重量税等の法定費用6700円
●合計26640円
安いっ・・・早いっ・・楽っ・・・の三拍子!!
ちなみにバイク屋で車検を通したばやいだと・・・
前輪ブレーキパット交換
前後キャリパーOH
ライトバルブ交換
オイル、フィルター類の交換
これは最低整備するであろう・・・まっ、いずれはやらなくてはならない事なのだが・・・。
問題は・・・”24ヶ月点検”(or12ヶ月点検)であるっ!
ちゃんと点検するところもあるが、ほとんどのばやいさらっとやって終わり・・・。
この点検整備に2~3万円ほどボるところが多い・・・大した事・・・やらないのに・・・
さらに、車検代行代としょうして0.5~1.5万円ほどボる!!
車検場へ行くと気づくのだが、バイクのばやい二トンロングのトラックに数台積み込んでまとめて車検を受けている。バイク屋が一台、一台車検場へ乗り込んで行って検査を受けるわけではないっ!
この”車検代行代”だけでバイク屋的には3~5万円の利益になるっ!!
さらに大したこともやらない点検も含めると数台バイクをさらっと車検に通すだけど10万以上の利益となるわけだ・・・。
これはおいしい商売だっ・・・私、写真人もバイクなら楽なので車検代行やってみようかな・・・なんて思ってしまうほど、おいしい!!
車のばやいもほぼ同じで、街のスタンドでよく目にする看板”ユーザー車検9800円!”なんてまさにおいしい商売なのであるっ!・・・当然・・・車のばやいも大した点検、整備はやらない・・・であろう・・・。
(注意!すべてのバイク屋さん、ガソリンスタンド、車屋さんがそうではないっ!しっかりやってくれるところもあるっ!)
ポンコツくん2号のような古いバイク(ホンダCBX750F)に普段から乗っていると、己でどこが調子悪いのかはすぐわかる・・・。車検の際に必要な点検以上にまずやらなくてはならないのは・・・
●キャブレターのOH(5~8万円)
●クラッチの交換(5~8万円)
●前後ブレーキキャリパー類の交換(5~8万円)
●ベアリング交換(2万円)
●エンジンガスケットの交換(5~8万円)
・・・これらはお金があるときにやっておきたい事なのだが・・・。
エンジン関係に関しては車検の整備点検とは全く関係ないっ!
私、写真人はバイク・車の整備に関してはまったくのシロ~トなのだが、どんな整備が必要かくらいは普段バイクや車に乗っているものとして把握しておかねばならない・・・って・・・ポンコツばかり乗っているから必然そうなるのだけど・・・

車検を考えているそこのアナタッ!私、写真人がユーザー車検代行いたしますよ・・・9800円で(点検整備なし!)
自信がない方も一度ユーザー車検に挑戦してみましょう!自分のバイクや車と向き合う良い機会ですよ