
例年よりやや入場者が少なかったダービー・・・11万5000人・・・。
馬券の売上は227億円・・・ダービーの売上としては物足りない・・・。

”入場者10万人&売上200億円”を切る日も近いっ・・・ど~~しましょ・・・ど~~もなりませんっ
AKB48のメンバーを呼んだところで何ら競馬人気には関係ないと言う事かっ!?
まっ、多くの競馬ファンが待ちに待ったダービーだからケチをつけるのは野暮かっ!
がっ!

ダービー終了後の近馬道・・・初夏らしい好天に恵まれ青空が・・・。
とっ!
”ある競馬関係者”が一部の競馬ファンの野次に対して悪態&暴言を吐く・・・。
現場にいた関係者しか知り得ない事なのだけど・・・。
たまたま横にいた”某・「優駿」”で活躍するカメラマンのOクンと顔を見合わせる

「・・・・・・・・・・」
お互い無言・・・
こ~ゆ~瞬間である・・・私、写真人が競馬にすっかり冷めてしまうのは・・・。
競馬に限らず多くの人が集まるイベント等には野次はつきもの・・・。
野次が多い分だけ人気のバロメーターと見るのだが・・・。
先週のオークスなんてレース終了後、多くのファンが帰宅の途についていた事を思うとやはりダービーは違う!
「オイッ、座れよっ!」
「そこのデブッ、邪魔だぞっ!」
「帽子のヤツッ、見えねぇ~だろっ!」
・・・カメラマンにも随分と野次が飛ぶ・・・この場合は野次ではなくてファンの皆様の雄叫びかっ!?
一部のカメラマンはG1レース&ビックなゲスト・・・(今回のようなダービー&AKB48)・・・のような撮影の場合、ファンの視線もある程度考えて撮影位置を移動する・・・。
六尺一寸の長身である私、写真人・・・もちろんファンの皆様の視線に気を付けながら移動する。
・・・”天下のJRA様”の視線はぜぇ~んぜん気にしないのでそれはそれでマズイのだが・・・

ただ、ここだけは外せないという撮影ポイントはあるもので、そのへんはファンの皆様もご理解して頂きたい!
(注:ゴール前や表彰式等で立ったままでの撮影等)
カメラマンも競馬ファンの皆様同様、競馬が好き、馬券が好きなので仲良くやりましょう(=ファンの皆様と同様、馬券もかなりハズしてますが・・・汗)
”ファンの皆様と仲良くやりましょう!”・・・というような競馬関係者は意外と多くない・・・。
”ファンの事を本当に考えているのかっ!”・・・と思ってしまうような関係者もチラホラ・・・

はぁ~ヤダヤダ・・・
「せやから言うてまんがなっ、写真人さん!!競馬は馬が走ってまんのやで!馬を応援したらよろしいでんがなっ!野次を飛ばしたかったら馬に野次をとばしなはれっ!”ゴラァ~○×(=馬名)!しっかり競馬せんかいっ!”・・・てね・・・。」
”ユニクロモデル体型・毎年4月に100万馬券をゲットする”カメラマン・Tクンの最もなご意見。
「アンタッ、競馬場に来たら馬を見なはれ・・・馬をっ!」
Tクン・・・来週からは関係者無視で馬のみを見るよ・・・あっ、”天下のJRA様”は無視出来ないかっ!?
安酒分のプラスでカメラマンのドスコイさんと東京競馬場西門前の屋台でビールで疲れを吹き飛ばし、
”府中本町駅前の”餃子の王将”へ行く・・・負け組の王道である!

「しかし、最近・・・骨のある競馬写真の仕事がないよね・・・俺なんて馬券は当たらないし・・・はぁ~・・・競馬・・・つまんないなぁ・・・。」
「私、写真人なんてダービーの馬券は的中しても微々たる儲けだもん・・・馬券・・・つまんないなぁ・・・。」
「エッ、ダービー取ったのっ!じゃ~餃子はおごりねっ!”おねぇ~さん餃子三人前・・・あと紹興酒、ザラメ砂糖つけてねっ!”・・・写真人のおごりだけがオレの心のよりどころだよ・・・。」
なんじゃっ、それっ!!
まぁ~良い・・・オッサン二人で心の傷を舐めあうのも悪くない・・・って、気が滅入る


とっ!
「ホォ~~~ント、何考えってるんだろなっ!腹立つよっ!」
「先週のオークスなんて18番手で18着・・・今日のダービーも18番手で18着・・・。」
「Y山とAカツの二人はやる気ないんなら競馬なんかやめちまえば良いのにな・・・。」
・・・我々のテーブルの横で餃子を頬張りながらビールの飲んでいた若いおにぃ~さんのグループの会話。
何の事はない・・・実話である・・・。
ファンの皆様も競馬は良くみていらっしゃる・・・。
「競馬ファンって結果しか見ないんですよね・・・。競馬の事何にも知らないんですかね!?」
・・・悲しいかな・・・などとほざく”某・若手騎手”もいるが・・・。
プロの世界は結果がすべてだと考える私、写真人。
プロセスと問われるのはアマチュアだけ!
「高い機材購入して、毎週競馬場で一生懸命写真を撮っているのだから写真使って下さいよっ!」
・・・なんてクライアントにぶちまけても写真が良くなくては使ってくれない・・・。
少なくとも”すっかり我担当ではなくなりつつある”Sクンなんて、出来上がった写真がヘタレなものなら・・・。
「写真人さん・・・本当にやる気あるんですかっ!?年齢的にも転職するには最後のチャンスなんですから、そろそろ本格的に転職でも考えたらどうですかっ!?」
・・・なんて激しいゲキが飛ぶのだけど・・・

”万年負け組”の私、写真人・・・競馬の帰りは競馬ファンの皆様が集う場所で安酒を喰らう。
・・・ちょっと前までかわいいおねぇ~さんグループなんていたりして、気軽に声かけて競馬談義をしたものだけど・・・最近はすっかり少なくなった・・・。
そこでファンの皆様の声を耳にするのが結構楽しい。気の合いそうなファンだと軽く一杯交わったりして。
さらにきれいなおねぇ~さんならgoodなのだけど・・・
競馬ファンと競馬関係者のギャップがどんどん開いているような気がする・・・。
競馬に対して愚痴っているファン&関係者も何かのきっかけで競馬以外の喜び&楽しみを発見したら、
即競馬から去るのだろうな・・・こうして競馬熱が冷めていくのである・・・。
まぁ~良い・・・お馬ちゃんたちは元気一杯でレースをしてくれれば良い・・・それが私、写真人の心のよりどころ!?