「がんばれよ!」 | そうべいのブログ

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・・・オヤジが逝った日の夕方、電話で話した最後の言葉である。

決して、私、写真人の前では弱いところを見せたことのないオヤジ・・・。
3年ちかいガン闘病であったが、いつ逢っても最後は「がんばれよ!」の一言を投げかけていた。

「お父ちゃん、そういえばボク、お父ちゃんの泣いたところ見たことないね・・・。」

オヤジの血は私、写真人にも受け継がれていて、決して子供達の前では弱いところは見せない。
馬券をハズして涙するときは人様の前で思いっきり落ち込むが、今回は一人・・・コンビニに買い物に行ったりしたときなどに・・・メソメソ泣いている・・・通りすがりの女子高生が怪訝な顔をしているが・・・。


オフクロから電話連絡があったのはまさに美浦トレセンに向かう直前の深夜。
最後のオヤジの姿より、”ほとんど担当ではなくなるかも知れない”我が担当S君の顔が浮かんだ。
”セレブな担当”S嬢の用件もありS嬢の顔も浮かぶ・・・。

”・・・どうしよう・・・美浦に行かなくては・・・”

とっ!

もう一件、新潟で行われるイベントに招待されていたのである。
東日本大震災ふれあい・きずな応援団inくびき野
日時:9月19日10:00~16:00
会場:新潟県立看護大学
詳しくはこちら

”ビンボ~写真人”としてこの春に撮影に行った福島県・いわき市の震災時の様子やそれに伴うマスコミ報道、各自治体の行動などを紹介させてもらうはずだった。
もちろん、写真も数多く展示する。
イメージ 1

きっかけは私、写真人と同じく”ベトナムの安室奈美恵系おねぇ~さん”をこよなく愛するナベさんからの連絡。
・・・私、写真人と違うのはナベさん・・・新潟県立看護大学のえらい先生なのである!
「写真人さん、お久しぶりです。実はブログを以前から拝見していたのですけど、福島・いわき市の震災時の状況、現状などを写真を交えてお話していただきたいのですが・・・」

えらい先生からの頼み・・・お断りするはずもなく即答!

競馬場に来る”ボンクラ・カメラマン”がやる写真展とはちと違うのは、現地までの経費はもちろん、写真展示にかかる経費(=プリント代)も主催者持ちという事・・・。

写真展は自腹でやるものではなく、声をかけられて(or招待されて)やるものなのであるっ!

18日日曜日に大量の写真を持って車で新潟へ向かうはずだったが、オヤジの急な知らせに中止・・・残念無念。
大分へ向かう前に、せめて写真の展示だけでもぎりぎりまで時間をかけ写真を額装し配送。

何とか写真だけでも展示してもらい、震災の現状を理解してもらえればと思う。
興味のある方、是非!!

まぁ~、本来アホな私、写真人なので、私のつまらないトークより写真を見ていただいて多くの方々に何かを感じとって欲しい・・・写真あっての写真人・・・。

とっ!

本日のお通夜、明日のお葬式・・・長男である私、写真人は遺族代表として弔問に訪れた皆様にトークを披露・・・ではない・・・ご挨拶をせねばならない・・・。
何とか写真で表現できないものか・・・。

でも、大丈夫・・・オヤジの遺影写真は私、写真人の写真であるから・・・。