若い頃は重たい機材もものともせずあっちゃこっちゃに飛び回っていたけど、最近はオッサンなので機材もすっかり軽いものを選ぶようになる。

どうです!見事なまでにコンパクトな機材群!これだけで毎週のように競馬場で撮影しております
「ダメァ~めだなぁ~写真人さん・・・これじゃ~アマチュア以下の機材ですよ・・・。プロなんだからちゃんと機材をそろえないと・・・!」
毎回のように”初期ロッドピンピン君”である、カメラマンのブッチャークンにダメ出しされる・・・。
ブッチャークン・・・キミはわかっていない・・・アマチュアの方々の方が良い機材(=特にン十万円もする望遠レンズ)を使っているのだよ・・・あと、取材票をぶら下げている”副業カメラマン”達もね!
私、写真人・・・お金と体力なないので軽くて安い機材をそろえる。
若い頃は無理して重たい機材に重たいローンを組んで撮影していたが、最近はオッサンなのでそんな体力&気力がない・・・。
だがっ!
お金&体力はないがわずかながらに乏しい実績と経験が少しだけある。
ゴール前の写真にしても結構な位置で撮影できるし、トレセンの取材も問題なし。
地方競馬、海外競馬も電話一本でOK!
柵の外でしか撮影することの出来ないかわいそうなアマチュアカメラマンの方々や、バカでかい機材を持ってきてはカメラマン席とゴール前しか往復しない副業カメラマンとは訳が違うのである!
今まで機材に金をかけた分、少しはラクをさせてもらってその分馬券に金をかける


でっ!
土曜日は”我が担当ではなくなるかも知れない”Sクンからの撮影指令!
「写真人さん、今日の障害レース、秋陽ジャンプSに出走のメイショウナゴンをかっちょ良く撮ってくださいよ!」
う~~ん・・・障害レースかっ!
もちろん、障害レースなのでゴール前より障害を飛越する瞬間の方がSクン&ファンの皆様もお喜びになるであろう・・・。
ずっしり重くなった腰をどっこらしょと持ち上げて、障害飛越を撮影すべく東京競馬場の内馬場へ・・・。
内馬場へ入るのは久々である。

でかいターフビジョンの裏にはこんなアートチックなイラストが・・・。う~ん今度は私、写真人の写真でもこのサイズに引き伸ばして飾ってもらうとするか・・・120%無理だろうけど・・・。
内馬場と言えば”トランポリン・ターフィー君”

・・・きれいな子連れのママさんいないかなぁ~(=ヘンタイッ、ツッコミ無用!!)
障害コースに近づくと”ファミリーゾーン”と呼ばれる遊具施設がある。
ミニ新幹線が運行しており踏み切りを渡って中に入る。

我が子・長男牡馬10歳がまだ小さい頃、良く競馬場に連れて来ては撮影をしていたものだ・・・。
さて、いつまでも子連れのきれいなママさんを物色している場合ではないっ!
飛越撮影をせねば!
内馬場にはレースの邪魔にならないように垣根が並んでいる。これが撮影には邪魔!
いくら背の高い(六尺一寸)の私、写真人でもちと大変。
でっ!
わんさかいる子供達が遊んでいるジャングルジム&滑り台の頂上へ上がる。

子供達が次から次へと登ってくるのを遠慮しながら頂上へ。

「坊っちゃん、お嬢ちゃんたち・・・オジちゃんは見た目は怪しいけど、中身はもっと怪しいよ・・・・じゃなぁ~いっ!
ちょっとお邪魔させてね・・・すぐ降りるからね・・・」
”なぁ~にぃ~このオヤジィ・・・”・・・きれいなママさんたちの視線がちくりと痛いが、きれいなのでまんざらでもない
まぁ~取材票をぶらさげていなかったら確かに怪しいオッサンである・・・天下のJRA様に感謝、感謝(=ヨイショ!)

なかなか見晴らしの良い撮影位置。
てくてき歩いて来て、子供達がわんさかいる場所で撮影しようと思ったらやはり機材はコンパクトなものに限る!
バカでかい機材は子供達には迷惑だっ!
写真はフットワークで撮影するものなのであるっ(=自己擁護)
でっ、撮影。こんな感じ!

高い位置に行っても内ラチがどうしても邪魔だがこれは仕方のないところかっ!
メイショウナゴンの飛越の瞬間はSクンに提出せねばならないので、このチンケなブログで写真をお見せする事は出来ない・・・。
私、写真人・・・写真はアメリカ仕込なのでどうしても”フォトジャーナリスティック”になりやすい。
極力コンパクトな機材で撮影し、”ローテック&ハイポテンシャル”を求めてしまう。
かの”不肖・宮島”カメラマンはその昔、アフガニスタンを撮影中、機材を背負って断崖絶壁を登っている最中にあまりにも撮影機材が邪魔になり重たいレンズを投げすてたと言う・・・。
少しだけわかる気がする私、写真人・・・。
広い競馬場・・・皆様もあれこれ散策してみてはいかがでしょう!?
・・・もちろん競馬ファンの皆様は競馬新聞片手に写真は携帯電話でOK!
あれこれ面白い発見がありますですよ!
・・・明日は4コーナーにでも行ってみるかなっ・・・。東京の直線は500メートル・・・ゴール前から歩き出したとしても往復1キロ!カメラマン席からは往復2キロはあるのではなかろうか・・・。
やはり軽い機材は必要である

