・・・競走馬ならそろそろピークを過ぎ少しずつ衰えていくのであろうが、次男6歳牡馬は益々絶好調である!
そんな次男牡馬6歳が生まれてすぐ神奈川県の西の端(田舎)に引っ越してきた。
都会に住んでいた頃はネットも今ほど盛んではなく、電話回線でインターネットしていた時代・・・。
”月20時間の使用で料金は1980円!”
・・・今では考えられない・・・。
田舎暮らしだが、家を一歩外にでれば自然にまみれ、家の中に入ればインターネットにはまる。
情報を得るためにインターネットは欠かせないものになっている。
何もない田舎だが日常の生活には何ら困る事はない。
我が家の横はスーパーマーケットがあり、コンビニもある。
神奈川県人でも利用した事のある人は少ない伊豆箱根鉄道・大雄山線の駅も徒歩2分と便利。
・・・当然、無人駅で駅の周辺は民家・・・(汗
だがっ!
仕事&趣味の写真機材を買うお店がほとんどない。
必然、ネットショッピングが主流となる。
都心に住んでいた頃は、何かと新製品発表と聞けばバイクをぶっ飛ばしメーカーやカメラ店等で現物を手にして確かめていたが、田舎ではそんなメーカーのサービスステーションやカメラ店なんてあるはずがない。
ネットの情報だけで飛びつくのは非常に危険なので、都心に住んでいた頃より買い物が慎重になる。
ここ5,6年・・・新製品なるものを即買いした事がない。
いつも発売されて半年以上経って買っている(お金がないという現実がそうさせるのだが・・・

写真の機材もそうだが、一つ困るのが書籍。
田舎は本屋が少ない・・・。新刊の類を書店で物色するも大型書店が少ないため、どうしても限られてくる。
以前、このブログでも紹介したが、田舎の書店ではこんな本は新刊でもお目にかかれない・・・。

6000円もする写真集。森山大道の「ハワイ」(月曜社)である。
お町の書店でもあまり目にする事がないと思うが・・・。
電話回線でネットをやっていた頃なら直接出版社に注文するか、書店に注文するしかなかったのであるが、
ADSLでネットをやるようになってからはこの手の本はすべて”アマゾン(Amazon)”で注文している。
・・・光ケーブルでネットをやるようになると、本そのものをパソコン等の末端機器で見るようになるのだろうけど・・・。
好きな作家の本や写真集なら、どんな内容か送られてくるまでワクワクする。
アマゾンは完全コンピューター管理なので在庫がある場合、翌日配送、もしくは当日配送なのがうれしい。
だがっ!
アマゾンでも買えないものがある!
最近、出版社が始めている”ネット限定書籍”!
結構な値段の本をネット限定にして販売している。もちろん、立ち読みは出来ないのでどうしても気になる。
好きな作家や、著名人が書いた本ならなおさらで本の中身が気になる。
ちょっとだけ中身を紹介していたりするのだが、キモの部分、その手前までだったりする。
”欲しいなぁ・・・でもちょっと値段が高いしなぁ・・・”
なんて悠長にネットで考えていては”明日の負け組み”になってしまう・・・何せ日本人が弱い”限定発売”だから。

5,6年前に幻冬舎がネット限定で発売した「松田優作全集」(幻冬舎・4800円)。
発売と同時に完売。買おうか、買うまいか悩んでいたらあっという間に売り切れた本。
そんな読者&ファンの心理をしってか書店販売の形で再版されていたのだっ!
新聞、雑誌を買っていればわかった事(広告で出ていたに違いない)ではあるが、ネットの場合必要な情報は自分で探さなければ知る由もない・・・、この辺が紙とネットの違い!?
とっ、今日、ふらっと立ち寄った”BOOK OFF”・・・田舎の特徴で書店は少ないがやたらとBOOK OFFは目につく・・・田舎モンは古本で辛抱しろということかっ!?
などと言ってはいけないっ!
近所のBOOK OFFで丁寧にビニールに包まれたこの「松田優作全集」がきれいな状態で1950円で売っていたのだっ!
もちろん、即買いっ・・・パラパラではなく、ゆっくりと噛みしめるようにページをめくる。
「松田優作はかっちょええなぁ~!」・・・って松田優作の享年39歳を超えたオッサンである、私、写真人が唸る!
本のコピー・・・
「ぼくはバカですからね
もともと破錠してますから・・・・・.」
くぅ~~しびれるねぇ~!!
私、写真人なんて・・・
「ぼくはもともと破錠してますから
だからバカなんですよ・・・馬券も当たらないし・・・写真も当らないし・・・」
全国的に書店の数が年々減ってきているが、大丈夫!
ライフスタイルの合わせて本の購入の仕方が変わってきただけの事である。
皆様もこの秋は読書を満喫しましょう・・・って”マン喫”(=ネットカフェ)に入り浸ってネットばかりではダメですよ!