ジャパンカップ、日本人騎手に聞いてみる!? | そうべいのブログ

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私、写真人、ゴール前写真が”ド下手”である。
・・・それもそのはず、重賞レース(=仕事)以外はほとんどゴール前200~100メートルの間の
騎手の追い比べばかりを撮っているからだ。
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ゴール前の瞬間はどのレースも似たり寄ったりだけど、追い比べとなるとレースごとに違う。
・・・ちなみに写真は熾烈な”三着争い”・・・。
馬券は滅多に買わないので一着興味なし!興味は写真的な被写体のみ。

競馬は直前の追い比べが最高に面白い!


ジャパンカップの前日、デムーロに話を伺ったのであるが、
「ジャパンカップ、外国人騎手に聞いてみる!?」
http://blogs.yahoo.co.jp/canon_a1_chichichi/30468187.html
今回はジャパンカップレース後に日本人騎手、後藤騎手に話を伺ってみる。
エアシェイディに騎乗、5着だった。
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「ジャパンカップだけど、”これぞ国際G1!すばらすぃ~レース”と感じたか、”なぁ~んだ、いつもの東京2400メートルじゃん!”と感じたか・・・どうでした、レースの感じは・・・」
とシロ~ト丸出しの感想を求める私写真人。
「そりゃ~同じG1でもちょっと違うよね。外国人騎手が何人かいるのでなおさらの事。
良い意味で緊張したレースだったよ。」
笑顔で話てくれるゴッチャン。
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「でも、4コーナーで”約一名”ふらふらしていた騎手がいたでしょっ!?
結構な不利があったんじゃないの!?」
「あぁ~五十嵐ね(=言っちゃたよ、この人!)。まぁ~馬の性格から行って想定内の事だからね。
別になんとも思っていないよ。」
「ハナ差二着の内田博なんてめちゃくちゃ悔しかったんじゃないだろうか・・・。」
「あの場合は仕方がないね。ふらついた五十嵐もちょっとマズイけど、その五十嵐の後ろで競馬をしてしまった
内田さんは自分を責めるだろうね・・・。オレだったら五十嵐を責める前に自分を責める。
”なんで五十嵐の後ろで競馬をしたんだろう・・・”ってね(笑」
「まぁ~我々シロ~トでもその気持ちはわかる(笑」
「オレは二枠で後ろからの競馬って決めていたけど、やはり外枠に入った五十嵐の出方は気になったよ。
切れ込んで逃げるか、後ろから行くか・・・ゲートが開いてずーっと気にしてたからね。
で、後ろからでしょ・・・ヤバッて思ったよ(笑い」
「アハハハハッ!」


「それよりすごいのは外国人騎手。ジャパンC以外のレースでもすごい騎乗をするからね。
馬一頭分もないような隙間に平気で馬を突っ込む。”ヘイッヘイッヘイッ”って声をかけてくるけど
”オマエがヘイッヘイッヘイッ・・・邪魔だろっ!”って思っちゃうくらい激しいよ。
馬の頭が馬群に入ればそのまま割って出てくるからね。」
「そりゃ~スゴイ!・・・でも、そんな騎乗だと審議になったりしないの!?」
「この前の土日は審議が少なかったね。他の日本人騎手も外国人のそんな騎乗は知っているから、
皆、結構避けてる(笑。でもそれじゃ~マズイんだよね・・・。その程度のことは海外では当たり前。
そんな騎乗にいちいちびっくりして飛び跳ねていたら競馬にならないし、審議の連発だよ。」
「じゃ~ガッツン、ガッツン、バッシン、バッシン、やったほうが良いのかなぁ???」
と極端な私、写真人。
「フェアプレーが前提での騎乗だと問題ないと思うよ。普段の日本の競馬はおとなしいからね。
”ここで割り込んだら審議になるかなっ?”とか”ここで内へ切れ込んだらマズイかな?”とか
そんな事考えながら騎乗してるからね。」
「結構騎手って審議って意識してるのね」
「そりゃ~当たり前。競馬にも当然ルールがあるわけだし。」

「しかし、ジャパンカップはスタートから熾烈だよね。」
「人馬ともにメンバーの揃うジャパンカップでしょ。外国人騎手も必ずいる。ゲートが開いて一コーナーの位置取りがすべてだね。一コーナーの位置取りをちょっとでも間違えるとペースがつかめず終わり。その点でウオッカのルメールは上手く乗ったと思うよ。そのおかげで逃げる3頭の馬(リーチ、アサクサ、エイシン)は無視してウオッカをマークしてじっくり競馬が出来たしね・・・五十嵐もちょっと気にしながら(笑」
「エアシェイディ・・・最後は良い脚使ったよね!勝ち負けした騎手の話よりその後ろで必死に馬を追っている騎手の話が一番面白いよ」
・・・”男芸者”炸裂の私、写真人。
「エアシェイディは関係者が良く馬を仕上げてくれたと思う。この秋はG1連戦が目標だったからね。
三着の四位の馬もかなり根性あるよ。馬群を割って出てきたし。あれくらいの競馬をしなくちゃ~G1は勝てないね。」
「ウオッカが最後坂をあがってヨロヨロになったところで内田の馬に詰め寄って(=手前を変える・走法を変える)ハナ差押さえたでしょ。あれってやっぱりルメールが上手いのかな??」
「あれはウオッカ自身が馬を頼って寄っていったかも知れないね。ああなるとウオッカは強いからね。
ルメールの技術もあると思うけど・・・。まぁ~ウオッカに乗ったわけじゃないからわからないね。」
確かにそうだ・・・。失礼な質問でもちゃんと答えてくれるやさしいゴッチャン(涙

「ジャパンカップはウオッカが勝ったわけだけど、こうもG1でウオッカ、ウオッカじゃ~ちょっとファンもつまらないような気がするんだけど・・・」
「ディープインパクトみたいな馬は別にして、やはりライバルがいないのはウオッカもちょっと寂しいんじゃ~ないかな・・・。ライバルがいるといないでは競馬の盛り上がり方が違うでしょ。」
「・・・確かにね・・・。・・・騎手だけをみるとジャパンカップやワールドスーパージョッキーシリーズの週なんて、外国人騎手や公営の騎手も参加して”これぞっ、人馬一体のレース格闘技”って感じで面白いよね。」
「レース中の騎手の駆け引きが競馬の一番の魅力じゃないかな・・・。馬券の魅力もあるけどね・・・。
ただ、最近は競馬が単なる”当てモノ”になっている気がするね・・・。
もっと競馬をレースを見てもらいたい。」
「そうそう、私、写真人も毎週競馬場で写真撮るけど一番好きなシーンはゴール前の100~200メートルの追い比べだもんね。最近の”スローペース症候群”"よーいドン”競馬は何とかして欲しい・・・」
「最後の直線ね・・・そこが一番面白い。一着でもドベでも皆、懸命に競馬をしてる。ひとつでも上の着順を目指しているからね。でも本当はスタートしてからガンガンいくともっと面白いんだけどね。」

「エリザベスを勝った田中博クンが言ってたけど、4コーナー回って自分がどの位置か確かめようとターフビジョンを見たらブエナビスタが映ってたって・・・」
「そうなんだよね・・・最近の競馬中継ってそんなところがある。”一番人気カメラ”なんてあったりして・・・。
デジタル技術が進歩しているのだから各コーナーに小型なマイクやカメラをセットしたら絶対に面白いと思うよ。
ド迫力だよ。」
「・・・ゴッチャンはいつも小回り中山の一コーナーで大声出してるよね?!」
「さすがカメラマン良くみてるなぁ・・・(苦笑」
「競馬ファンも人気の馬しか見ていないしレース全体を見ていない。競馬場にいながら”三着はなんだった、三着”なんていうファンが結構多いし・・・」
かく言う私、写真人もカメラの小さなファインダーからは三着馬が見えず、”三着はなんだった”とのた打ち回っているが・・・(恥

「競馬は”当てモノ”ではなく”レース”だという意識でファンも見て欲しい。
もちろん、ウオッカのような馬に注目がいくのは当たり前の話だけど、他の騎手や馬もレースを一生懸命に競馬をした上でウオッカが勝つという強さも知るわけだから」
「よしっ、ゴッチャン、こんな”ぬるま湯競馬”の日本とはおさらばして来年は海外遠征だ!
もちろん、エージェントは現在のMさんは別格として私、写真人が海外の競馬でお世話させてもらいますよ・・・
ミスターゴトー・・・ボンジュール・・・グラッチェ・・・ニーハオ・・・」
「・・・そろそろ・・・調教に・・・乗る時間だから・・・(汗」
・・・足早にその場を離れていった後藤騎手。


ゴッチャン一人の意見ではあるが、やはり騎手もファンに”見せる競馬”を考えているんだな・・・。
全員がそうなってくれとは思わないが、一人でもそんな騎手がいるとちょっとほっとする。
今回は私、写真人の"無利益・無報酬”のブログという事で長々話をしてくれた(他にも書けない事も・・・)ありがたい騎手である。もちろんゴッチャンのコメントに対しても"無利益・無報酬”なのである。競馬のマスコミに対してももっと負けた騎手の意見も取り入れて欲しいと言っていた(勝った時ばかりの取材が多い)。
・・・心配するなっ、ゴッチャン・・・私、写真人がしっかと受け止めたぞっ!

・・・ってそれが一番心配だったりするのだけど・・・。


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