ケンコー ストロボディフューザー 「影とり」 | そうべいのブログ

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大げさな機材を持ち込んでの撮影が嫌いな私、写真人。

ダサイッ!

”私、頭悪いですよぉ~!!”と言っているような気がして嫌いなのである。
就職経験なし!修行経験なし!アシスタント経験なし!・・・の私、写真人。
美大を卒業して名刺を作りそのまま現在まで至っている。
だから、基本的な撮影ノウハウなんて全く知らない・・・。
まぁ~そんなモン、知らなくても写真人には誰でもなれるのだけどね・・・。
撮影機材はコンパクトなほうが良いに決っている。
あれこれ持ち込むのは頭の悪い証拠・・・もしくは、”オレはプロだぞぉ~!”っとつまらん見栄を張っているだけに過ぎない。

まぁ~人それぞれだからどぉ~でも良いのだけど・・・。

20代の頃、”某・ドラえもん”で有名な出版社で仕事をしていた。もちろん、マンガの原作のお手伝い&
競馬の写真の仕事・・・。
その頃から少年マンガ誌にはグラドルの表紙&グラビアが掲載されていた。
若くて”ビンビン”だった私、写真人、当時デスクだったKさんに頼んでみる。
「Kさん・・・ボクもかわいいおねぇ~さんのグラビアの写真・・・撮らせてもらえませんかねぇ~??」
「写真人クン、グラビアの撮影なんてつまんないよ!誰でもできるし・・・。金出して、アシスタント2,3人雇ってグアムかサイパンに行けば誰でも撮れるよ。写真を知らないオレでも撮れる気がするくらいだからね・・・」
そんなモンなのかぁ~・・・と愕然と思いつつ、かわいいおねぇ~さんのグラビア撮影に興味がすっかりなくなってしまった私、写真人・・・(写真に興味はなくてもおねぇ~さんには興味大!。
今では編集長のKさん、彼の作るマンガ雑誌にはグラビアが掲載されていない。


てな訳で(=どんな訳だ!?)簡単に・・・しかも大げさな機材なしできれいな写真が撮りたい。


そこで目をつけたのがケンコー ストロボディフューザー 「影とり」である。
詳しくはこちら→http://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2005/08/23/2063.html
イメージ 1

効果のほどは定かではなかった。
Webやブログ、雑誌等でつまらん作例が載っているのであろうが、どれもちゃんとセッティングされた中での撮影。普段、撮る事もない小物を並べてみたり、無名のかわいいおねぇ~さんモデルを使ったりと
イマイチ、ピンとこない。
アマチュアの方々は日常の写真がほとんどなので、ほとんど意味のない作例となる。
他の機材との比較はしやすいが実践的ではない。

今回購入したのは、大きめのLサイズ。ヨドバシカメラで3580円(Sサイズ2380円)・・・結構高い。
今までは一枚10円もしない、コピー用紙をディフューザー 代わりに使っていたのでなおさらだ。

クリップオンストロボでも使えるLサイズとあるが、実はまるで使えない・・・。
発光部が影とりに近すぎて効果があまり得られないのである。
内蔵ストロボだと効果がかなりある。最も効果が高かったのが小型のストロボ。
チャージも内蔵ストロボより早く、カメラ本体のバッテリーの心配もしなくて良い。
数千円の安物でも十分に効果が得られる。
イメージ 2

夏休み中は自宅の仕事部屋が子供の”工作室”になってしまい写真が見づらいがご勘弁を・・・。



で、作例。ちなみにモデルは”有名な(=ホンマかいなっ!)”我が子長男9歳牡馬&次男4歳牡馬である。
オリンパスのE-3に内蔵ストロボで撮影。このクラスのカメラだと、ストロボがマニュアルで撮影できる。マニュアル調光ができないカメラの場合はストロボの露出を調節すると良い。

作例1
イメージ 3

上は”コンデジ風”の写真。デジ一眼の内蔵ストロボ強制発光である。
顔の下の部分、見事なまでにレンズの影が写っている。
広角で寄っているのだが、一番肝心な顔の部分が白く飛んでしまっている。


作例2
イメージ 4

今度はプログラムで撮影。なかなか見れる写真ではあるがやはりレンズの影が・・・。
影とりを使うと目にキャッチライトもきれいに入る。あと髪の毛にも”天使の輪”が出来て立体感がある。
デジカメの場合、ストロボでのホワイトバランスを気をつけないと色合いが濃い目になる(=メーカーによる)。
写真の次男4歳牡馬は色白である。影とりのほうがきれいに色が再現されている。


作例3
イメージ 5

人物背景の影の比較。一目瞭然である。
また長男9歳牡馬のTシャツの立体感も影とりのほうが良くでている。
次男4歳牡馬の顔の色もやはり影とりのほうが忠実に再現されている。

まぁ~ヘタレな作例である。
日常の写真で有効でなければ3000円も出して買う意味がない・・・。
って・・・私、写真人・・・影とりを仕事で使う予定だけど・・・(汗。

今回はアップしなかったが小物のブツ撮りにも効果大である。きれいに撮れる。

一つだけ欠点があり、内蔵ストロボで効果が大きいのであるが、光が弱いため2メートル以上になると
光が届かない・・・。かといってクリップオンのストロボだと光が強すぎ効果が薄れる。

興味のある方は是非どうぞ!