カメラは凶器! | そうべいのブログ

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歳のせいかバカでかいカメラが嫌いな私、写真人。

でかいデジ一眼に大口径のレンズ・・・、これはもうダメな私、写真人。
ついこの間までキヤノンのD1系のボディに大口径レンズを振り回していたのだけど、
最近はすっかり恥ずかしい・・・というよりかっこ悪く思えてしまう。


カメラは凶器!

ということをアメリカで美術を学んでいる頃に学んだ。
若い私、美大生にはわからなかったが、最近になってわかる気がする私、写真人・・・。
写真を撮りなれた芸能人や著名人、フーゾクやアナウンサーのおねぇ~さん達に
カメラを向ける事は別に問題ないであろう・・・。

ただ、フツーの方々にカメラを向けるという行為は如何なものか・・・???

バカでかいデジ一眼に大口径レンズ。
この組み合わせでは何故か他人様にカメラを向ける事が出来ない私、写真人。
まず、でかい機材だと撮影している人の顔が見えず、表情がうかがえない。
どんな顔をして、写真を撮っているのか・・・笑っているのか、泣いているか・・・興奮しているのか・・・。
機材で顔がすっぽりと隠れてしまう。被写体となる相手に見えるのはカメラとレンズだけ・・・。
なんとも機械的な行為になってしまう。

とは逆に、小さい携帯やコンパクトデジカメでもちと困る。
写真を撮っているときの表情がまるわかりになるからだ。
ニヤニヤしたり顔を引きつらせて撮っていると、何やらよからんモノを撮影しているように思われる。
携帯やコンデジで撮った”チカン写真家”が捕まるのはこうした一連の動作が相手、もしくは周辺の
人間にまるわかりになってしまうからだ。

で、ライカ。

ライカというカメラ大きさがちょうど良い。
カメラを構えるとちょうど目の部分だけが隠れる。鼻から下、まゆ毛から上は被写体である相手に見える。
おしゃべりしながらでも相手に違和感なく写真を撮ることができるし、まゆ毛の動きひとつで相手に
こちらの感情を伝えることができる。お互い恥ずかしい場合でも目を合わすことなく表情を伺い知れる。

何もライカだけがすべてではない。

縁を切ったキヤノンではあるが、キヤノンのコンデジのほとんどには”光学系ファインダー”が付いている。
この点ではキヤノンを高く評価している。私、写真人もいまだに古い機種ではあるがキヤノンのS70といいうカメラを使っている。ファインダーを覗きながらカメラを構えたときの感じが被写体である相手にとって違和感を与えない。

イメージ 1

イメージ 2


写真は街で見かけたかわいいおねぇ~さんのスナップであるが、
いずれもライカで”コトリッ”とシャッターを切っている。
余りの音の小ささに相手はほとんど気付かないが、気付くまでシャッターを切り続ける。
そうして、目が合えば軽くあいさつ・・・。
ほとんどの場合、嫌がられる事はない。・・・もちろん、誰でも良いというわけではなく
ある程度は選んでいるが・・・(=でないといつか痛い目にあう!!)。

経験上、これがバカでかい機材だと相手は露骨に嫌悪感を示す・・・。

「アンタッ、いったい何ですか!!」

・・・と言わんばかり・・・。カメラ小僧orチカン写真家と思われたりして・・・。
相手の心に傷を付けてしまうとやはりカメラは凶器となるのである。


★写真はあくまでも街角スナップであり、不特定の個人を掲載しているものです。
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