我々、プロと同等の機材、少なくとも私、写真人より良い機材を使っている(オリンパスさんスミマセン!)
お金持ちである(=うらやましい)。
だが、決定的に違うのが周辺機材。
競馬場で撮影しているアマの方々、ほとんどが箱型ジュラルミン製のカメラバックを使っている。
プロは車の移動、飛行機での移動、スタジオ撮影等々、限られた場所でしか、ジュラルミンは使わない。
機材がデジタルに代わり、ジュラルミンを使う人もめっきり減った。
壊れにくい銀塩35mm(=ニコンのF5やキャノンEOS1V等)や、
壊れるところのないペンタの67を使う人は未だにジュラルミンではあるが・・・。
ジュラルミンといってもクッションの効いた、アタッシェケース型を利用する。
アウトフィールドで活躍するプロが使うカメラバックの一番人気はなんと言ってもタムラック(=Tamrac)である。
10年使っても型崩れしない。ビンボーな私、写真人は日本では高いので本国アメリカから通販で仕入れている。
中、小2個あるが、15年近く使っていてもたいした色落ち、型崩れもなく長持ちだ。
箱型ジュラルミン・・・機材壊れますよ・・・。
箱型ジュラルミンにキャリア・・・メーカーが聞いたら「機材、壊さないでくださいよ!」という組み合わせ。
以前、私、写真人もバイク(=400cc)の荷台に機材をくくりつけ、
東京、中山はもとより、中京、福島、新潟とすべてバイクで遠征していたことがある。
ツーリング&競馬&仕事と1粒で3度おいしい!
が、レンズが壊れた。
キャノンのEF70-200の”IS(=ぶれない仕様)”である。
新品で買って半年でいかれた。EF16-35もいかれてしまった。カメラも30DがAF不良に陥った・・・。
2台のMarkⅡnは何ともなかったが・・・。
キャノン曰く
「・・・バイクに載せて撮影現場!?そりゃ~壊れますよ、すごい振動でしょ!
ISのレンズなんて釣り糸くらいの細いワイヤーでレンズを支えているだけですからね。
カメラもAFセンサー、CMOSセンサーとも振動に弱いんですよ・・・」
箱型ジュラルミン&キャリアー・・・振動がモロ機材に伝わりそうだ・・・恐ろしい。
クッションを多めに入れていれば問題ないであろうが・・・。
”場所取り”を考えての事なのであろうが、大体、機材をおきっぱなしにして
撮影なんてプロはまずしない(カメラマン室のような部屋でもあれば別だが)。
そもそも、場所を固定しての撮影自体が私、写真人には考えられないのである。
何故!?
機材を軽くしてもっといろんなところで写真を撮れば良いのにと考えてしまうのだが・・・。
ミュージシャンの撮影を主にやっている、アフロのNさん。
この人、ニコンのD3にサンニッパを装着したまま、肩から提げて電車で撮影現場に向かっている。
カメラバックは実に小さいものを使用。
「込んだ電車だと、カメラバック邪魔だしね。これだとすぐ撮影に取り掛かれるでしょ。
準備や片付けって結構めんどうじゃない!」
それにしても、”むき出し”で移動とは・・・。さすがである。