寒いなぁ~・・・・。 | そうべいのブログ

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最初に断っておくが、掲載の写真は本文とは全く関係ない。

成人式の連休、競馬を休むことにした。
寒いせいもある・・・、ご近所である箱根に温泉へ入りたいせいもある。
何より、2009年初日の中山競馬場でいきなり競馬が冷めてしまった・・・。

何故か!?

1月4日の柴田善臣の1着失格である。
落馬した騎手の”から馬”を4コーナーから直線にかけて、
から馬を避けるべく再三の斜行(=ジグザグ運転)。
それ自体は別に珍しい事ではない。馬が走る競馬なので何が起こるかわからない。
確かに久々にすごい騎乗を見たのではあるが・・・。
怪我人が出なかっただけでも不幸中の幸いなのだ。

が!

馬券を買っていたファンは納得しないであろう。
的中と思った馬券がレース後には騎手失格のため、紙くずに変わってしまったのだから・・・。
当の本人、柴田善も落ち込み、馬券を買っていたファンも落ち込んでいた。
すごかったのはその次のレース。
柴田善にファンから罵声の嵐!・・・中山のファンは熱いのである。
「死んじまえぇ~~!」
「もう一度学校行きなおせっ!」
「二度と競馬するんじゃねぇ~~~ぞぉ~~~!!」
すごいエキサイトぶり!年明け早々これじゃ~ファンも納得しないであろう。
だが、競馬にはルールがあるので従わねばならない。
失格の柴田善がア●なのか、そんな馬券を買ったファンがバ●なのか・・・。

私、写真人はその光景を冷静に見ていた。
額の血管を浮き立たせ、罵声を浴びせるファン数名。
うなだれていそいそと引っ込む柴田善。
オリンパスのレンズ並みのコントラストである。

そんな光景を尻目に、レースに勝った関係者、JRAの職員たちは耳栓でもしていたのか、
何事もなかったように淡々と表彰の準備に取り掛かっている。
罵声を飛ばしているファンの存在なんてまるで空気のようだ。
関係者とファンの間に目に見えない”分厚いバリア”があるような気がした。
少しは耳を傾けたり、視線を向けるのも良いのではないかっ!?

まるでなし!!

確かに柴田善の失格とそれを罵るファンとは当事者以外関係ないのであるが、
同じホースマン、競馬サークルの人間として、全く知らん顔を言うのも如何なものかっ!?
もちろん主催者であるJRAからも柴田善からも、競馬マスコミからも大したコメントはなし!

不景気でスタートした2009年。
競馬関係者の行動はまるで世間とはかけ離れている気がした。
ファンのことなんて相変わらず眼中に無し!
勝ったときだけファンにアピール。負けたり、トラブったら知らん顔!
皆、己の事しか考えていないのである。

浮いている。

そんなんで、ファンが着いてくるのであろうか!
他のスポーツ・・・特にJリーグなんて選手が失格・・・のような自体になれば、
ファンの前で”切腹”ものである。ファンも選手も真剣だから、勝てば大いに喜び、負ければ罵りながらも応援し続ける・・・ファン、選手、チームの一体感。
サッカーファンは羨ましい・・・。

競馬にはそんな一体感もまるで無し!
”CLUB KEIBA””みんなの競馬”なんて言ってはいるがまるで”インチキ”である。
怪しいもの、くさいものにはフタの精神。
・・・そんなことだから、いまだに毎週スポーツ新聞にはいかがわしい”一面・馬券予想会社”の
広告が踊っているのだ。
数多いギャンブルの中でこんな広告がスポーツ新聞の一面を飾るのは競馬、
しかも中央競馬だけなのである。
それだけ、競馬とファンの間にはギャップが生じてきているのではなかろうか!?