今年2年目の”丸ちゃん”こと丸田恭介騎手。
1986年生まれの22歳。競馬学校で1年”だぶって”いるので同期よりひとつ年上なのはご愛嬌。
北海道は旭川の出身で素朴な色白青年。いかにも”北海道出身ですよ!”・・・という感じ。
とはいえ、厳しい旭川の気候で育てられたせいか、芯はしっかりしている。
今年15勝、通算18勝(平成20年10月16日現在)である。ほとんど人気薄、期待薄の馬での勝利。
今年は何とか自分の年齢分の勝ち星を挙げそうだ。
そんな丸ちゃんに三浦皇成騎手について聞いてみた。
「三浦のあの勝ち鞍は馬や環境(=エージェント)に恵まれたモノだと思うのだけど、
丸ちゃん、どう思う!?」
と私。
「馬ももちろんあるけど、アイツは上手いですよ。上手いというより、根性がある。
人気のある馬でも結構積極的なレースをしてるしね・・・。新人でなかなかあの競馬は
出来ませんよ。もらったチャンスをきっちりモノにしてる。これが新人には大切な事なんですよね・・・」
上手いのかぁ~・・・三浦・・・。
東京競馬が開幕し、三浦のレースをみていたが、ダートコースについては問題ない。
馬を追う力がダートコースでは求められるが乗れている。
ただ、直線の長い芝コースではちょっと不安(=競馬ファンとしてね!)。
馬を追う力より馬をコントロールする力が求められる芝コースでは
東京の長い直線で位置取りで若干ではあるが戸惑うシーンがあった。
その分、最後の追い比べで負けているような気がした。
これからの経験で何とかなるのであろうが、現時点での課題かも知れない。
騎手の騎乗についてはやはり競馬の経験のない私、写真人にはなんともいえないが、
少なくとも競馬ファンとして、自信を持って三浦の馬券を買う勇気はない。
かといってベテラン柴田善臣の馬券を買う勇気もないが・・・・。