テクニカルガイド6-2
おはようございます。
今日も暑いみたいですねえ。う~ん、夏は嫌いだけど、クーラも苦手な私は、どのように夏を過ごすかが課題です。
デクニカルガイド6の続きです。
本当は昨日、アップしようと思ったのですが、下書きを書いていたマックをクラッシュさせましてヽ(;´ω`)ノ
さっき、DTP課の頼れるH君に直してもらいました(;^_^A
では、先ほどの続きになります。
まず、厳しいことを聞きますが、Illustrator を扱ってる人で、
「オーバープリント」と言う設定を理解されて無い方って、どれくらい、いるのでしょうか。
入稿データを、出力して、カンプと比べたとき「?」って思うこと、よくあります。
カンプと出力結果が違う訳ですが、
その理由には、幾つかあります。
弊社が理由の場合は、私達がミスをしてるケース、RIPが演算できないケース等々。
制作側が理由も、勿論あります。それに関しては、それに応じた、項目の時に話します。
今回は「オーバープリント」
これも、正直いうと、こちら側の「都合」による部分もあるので、強気な態度はできませんが、
印刷業界って、「スミ100%=ノセ」と決まりがあります。勿論例外も多々ありますが、「あくまでも、スミ100%はノセ」という理論で、印刷用の機材は作られてます。だから、特に指定のない場合は、ノセ処理をします。
Illustrator に、「オーバープリント」という項目とは別に「ブラックオーバープリント」という項目があるのは、そのためだと思ってます。
RIP側にも、のせ処理を設定する事ができるので、基本的には、スミノセと言う状態で、作業を進めます。
スミ100%以外のすべての色は、「ケヌキ」が基本になります。ま、色を「ノセ」てしまったら、違う色になりますからね。
で、Illustratorのオーバープリントの設定です。スミノセに関しては、デザインを見た上で、ノセ処理をするかしないか、という判断ができるため、特には問題ないのですが、たまに、なぜ、この色にノセ指示が・・・というデータがあります。
そして、カンプには、そのノセの設定は生かされずに出力されてます。一応、スミ100%以外のノセ指示は、はじく様に設定していますが、最近、ちょっとした問題が出てきました。
Illustrator9以上のヴァージョンでは、この、ノセ指示を弾かなくなってます。
特に、白。
白の色にオーバープリントのチェック入れたらどうなると思いますか?
これ又、怪奇現象ですよ。あるはずのオブジェクトが消えた!ってね。
なぜか、カンプはきちんと出力されるんですよ。
その「オーバープリントにチェック」の意図が分らないので、どうして良いのか悩みますが、とりあえず、カンプ基本に考えていますので、チェックを外しています。
入稿する前に、一度、Illustratorには、オーバープリントプレビューという、素晴しい機能もついてますから、それでチェックをしていただけると有り難いなあって思います。
そして、スミノセ&リッチブラック
スミの色は、濃いです。確かに。でも、微かに透けるんです。だから、デザインによっては、ケヌキのがよい場合があります。下の色に影響されますからね。スミベタ面積が大きければ大きい程、スミがまだらに見えたりします。
それを防ぐ為に、ケヌキにするのですが、ケヌキする方法は幾つかあります。
RIP様にお願いする。スミの下のオブジェクトを白にする、スミ99%にする。
そして、もう一つ、リッチブラックにする事です。
リッチブラック・・・、スミをより濃くしたいときに使います。ただ、どの網をどれだけ入れるかによって、赤っぽいスミ、青っぽいスミになります。
スミ+1色のケースもありますが、勿論3色入れても、いいのです。ただ、3色入れる場合は、注意が必要です。印刷の問題なのですが、弊社の場合は総量320%を超えない設定にして欲しいです。この総量の制限は、印刷会社によって違いますから、作成前に確認された方がイイと思います。
つまり320-スミ100%=220%、三色足した%が220%以内におさめる事、これが必要になります。
あと、スミベタってしろ抜き、多いですよね。リッチブラックにすると、版ズレ目立ちますから、その辺も御理解頂きたいと思います。
私は、スミを濃くしたい、と言うリクエストがあれば、お勧めしてるのが、スミ100%+Cもしくは、 M30~50%という色ですね。
デザインをみて、青っぽくしたければ、Cを選んで、赤っぽくしたければMを選ぶ。
これが一番無難かなあ、って思います。ま、これはあくまでも、私の考えですから、正解って訳では無いですが。
長々となりましたが、「オーバープリント」のチェック、くれぐれも、注意して頂きたいと思います。
思わぬ結果がでても、弊社では気づかない事もありますので・・・
今日も暑いみたいですねえ。う~ん、夏は嫌いだけど、クーラも苦手な私は、どのように夏を過ごすかが課題です。
デクニカルガイド6の続きです。
本当は昨日、アップしようと思ったのですが、下書きを書いていたマックをクラッシュさせましてヽ(;´ω`)ノ
さっき、DTP課の頼れるH君に直してもらいました(;^_^A
では、先ほどの続きになります。
まず、厳しいことを聞きますが、Illustrator を扱ってる人で、
「オーバープリント」と言う設定を理解されて無い方って、どれくらい、いるのでしょうか。
入稿データを、出力して、カンプと比べたとき「?」って思うこと、よくあります。
カンプと出力結果が違う訳ですが、
その理由には、幾つかあります。
弊社が理由の場合は、私達がミスをしてるケース、RIPが演算できないケース等々。
制作側が理由も、勿論あります。それに関しては、それに応じた、項目の時に話します。
今回は「オーバープリント」
これも、正直いうと、こちら側の「都合」による部分もあるので、強気な態度はできませんが、
印刷業界って、「スミ100%=ノセ」と決まりがあります。勿論例外も多々ありますが、「あくまでも、スミ100%はノセ」という理論で、印刷用の機材は作られてます。だから、特に指定のない場合は、ノセ処理をします。
Illustrator に、「オーバープリント」という項目とは別に「ブラックオーバープリント」という項目があるのは、そのためだと思ってます。
RIP側にも、のせ処理を設定する事ができるので、基本的には、スミノセと言う状態で、作業を進めます。
スミ100%以外のすべての色は、「ケヌキ」が基本になります。ま、色を「ノセ」てしまったら、違う色になりますからね。
で、Illustratorのオーバープリントの設定です。スミノセに関しては、デザインを見た上で、ノセ処理をするかしないか、という判断ができるため、特には問題ないのですが、たまに、なぜ、この色にノセ指示が・・・というデータがあります。
そして、カンプには、そのノセの設定は生かされずに出力されてます。一応、スミ100%以外のノセ指示は、はじく様に設定していますが、最近、ちょっとした問題が出てきました。
Illustrator9以上のヴァージョンでは、この、ノセ指示を弾かなくなってます。
特に、白。
白の色にオーバープリントのチェック入れたらどうなると思いますか?
これ又、怪奇現象ですよ。あるはずのオブジェクトが消えた!ってね。
なぜか、カンプはきちんと出力されるんですよ。
その「オーバープリントにチェック」の意図が分らないので、どうして良いのか悩みますが、とりあえず、カンプ基本に考えていますので、チェックを外しています。
入稿する前に、一度、Illustratorには、オーバープリントプレビューという、素晴しい機能もついてますから、それでチェックをしていただけると有り難いなあって思います。
そして、スミノセ&リッチブラック
スミの色は、濃いです。確かに。でも、微かに透けるんです。だから、デザインによっては、ケヌキのがよい場合があります。下の色に影響されますからね。スミベタ面積が大きければ大きい程、スミがまだらに見えたりします。
それを防ぐ為に、ケヌキにするのですが、ケヌキする方法は幾つかあります。
RIP様にお願いする。スミの下のオブジェクトを白にする、スミ99%にする。
そして、もう一つ、リッチブラックにする事です。
リッチブラック・・・、スミをより濃くしたいときに使います。ただ、どの網をどれだけ入れるかによって、赤っぽいスミ、青っぽいスミになります。
スミ+1色のケースもありますが、勿論3色入れても、いいのです。ただ、3色入れる場合は、注意が必要です。印刷の問題なのですが、弊社の場合は総量320%を超えない設定にして欲しいです。この総量の制限は、印刷会社によって違いますから、作成前に確認された方がイイと思います。
つまり320-スミ100%=220%、三色足した%が220%以内におさめる事、これが必要になります。
あと、スミベタってしろ抜き、多いですよね。リッチブラックにすると、版ズレ目立ちますから、その辺も御理解頂きたいと思います。
私は、スミを濃くしたい、と言うリクエストがあれば、お勧めしてるのが、スミ100%+Cもしくは、 M30~50%という色ですね。
デザインをみて、青っぽくしたければ、Cを選んで、赤っぽくしたければMを選ぶ。
これが一番無難かなあ、って思います。ま、これはあくまでも、私の考えですから、正解って訳では無いですが。
長々となりましたが、「オーバープリント」のチェック、くれぐれも、注意して頂きたいと思います。
思わぬ結果がでても、弊社では気づかない事もありますので・・・