テクニカルガイド4
仕上がりサイズとトンボ
仕上がりサイズから外側に3程の「塗り足し」と「トンボ」が必要です。
印刷用のデータは、一般的に仕上がりサイズから外側に3mm程の「塗り足し」と「トンボ」が必要になります。
塗り足しについて
「塗り足し」は、印刷から断裁加工の工程で紙の収縮や断裁時の誤差が起こる事を想定して作成します。
「塗り足し」が作られていない場合、断裁の微妙なズレにより回りに不規則な幅の白い隙間が発生します。
「塗り足し」は画像も含め、全てのオブジェクトに対して必要になりますので、画像のトリミングは断裁の事を考慮した注意が必要です。
仕上がり線付近のオブジェクトの配置は十分注意して下さい。
仕上がりサイズより内側にズレが起こる場合もありますので、文字や切れてはいけない物は仕上がりサイズから2~3mm程内側に配置します。回りが白の場合は特に気にする必要はありませんが、仕上がり線付近のオブジェクトの配置は十分注意して下さい。
トンボについて
「トンボ」は印刷機上での見当合せ(CMYKの各インクにズレがなく重なっているか)、断裁加工時の目安にする上で必要です。仕上がりサイズに対して作成します。
こんにちは。
DTP課のTです。
今日は、朝から曇り空。雨降りそうですねえ。
って、私の心はいつも雨ですが、、、
と、冗談はさておき、
今回は、塗り足し&トンボです。
実は、印刷用データの中で、最も、基礎的な事でありながら、
意外や、結構、この2点のないものって多いんですよね。
ま、トンボがあれば、塗り足しは、何とでもなるのですが、
トンボがないと、正直、困り物です。
印刷物って、センタートンボがないと刷れません。
なので、トンボのないデータは、
「多分、ここがセンターだろう」
って思いながら、トンボを付けてます。
トンボがなくても、アートボードでセンターを取ってるなら、良いのですが、
たまに、「センター、どこ?」って思うのもあります。
私たちは、エスパーじゃないんだけど、ってよく思います。
で、塗り足し。
これはね、「絶対必要か」って言われると、違うんですよね。
特に輪転機の場合、あえて塗り足しを付けない事もあります。
新聞折り込みチラシで、外側が白くなってるのって、あるじゃないですか?それを「袋断ち」
チラシを含め、隅まで、印刷されているものを「化粧断ち」って、呼んでます
弊社だけかな?
で、化粧断ちは当然、塗り足しがいりますが、袋断ちには、必要ありません。
結局は、作るものによって、塗り足しって要るか要らないかって決まるんです。
あとは、デザインかな?
断裁するときに、トンボを目安に断裁するんだけど、1枚づつ、切るんじゃなくって、まとめて切るんですよね、当然。
皆さんも経験あるかもしれませんが、数枚いっぺんに切ると、下の方ってずれませんか?
例え機械で断裁しても、そういったズレって生まれるし、慎重に断裁したって、トンボからずれる事だってあります。そのとき、絵柄が切れたり、足りない、って事を防ぐために塗り足しって必要なんですよね。
ちなみに、袋断ちの場合は、事情が違います。これは、またの機会に。
こうしてみると、トンボって2つの役割があります。
1、断裁を含めた、加工のため、
2、印刷時の位置決めや、色のズレを軽減するため。
なので、トンボ忘れないでいただきたいと思います。
さて、息抜きタイム。
今回は1点ですが、またイギリスです。(これしか今準備できなくてね)
イギリスの象徴の一つです。

英国国会議事堂、通称「Big Ben」です。
仕上がりサイズから外側に3程の「塗り足し」と「トンボ」が必要です。
印刷用のデータは、一般的に仕上がりサイズから外側に3mm程の「塗り足し」と「トンボ」が必要になります。
塗り足しについて
「塗り足し」は、印刷から断裁加工の工程で紙の収縮や断裁時の誤差が起こる事を想定して作成します。
「塗り足し」が作られていない場合、断裁の微妙なズレにより回りに不規則な幅の白い隙間が発生します。
「塗り足し」は画像も含め、全てのオブジェクトに対して必要になりますので、画像のトリミングは断裁の事を考慮した注意が必要です。
仕上がり線付近のオブジェクトの配置は十分注意して下さい。
仕上がりサイズより内側にズレが起こる場合もありますので、文字や切れてはいけない物は仕上がりサイズから2~3mm程内側に配置します。回りが白の場合は特に気にする必要はありませんが、仕上がり線付近のオブジェクトの配置は十分注意して下さい。
トンボについて
「トンボ」は印刷機上での見当合せ(CMYKの各インクにズレがなく重なっているか)、断裁加工時の目安にする上で必要です。仕上がりサイズに対して作成します。
こんにちは。
DTP課のTです。
今日は、朝から曇り空。雨降りそうですねえ。
って、私の心はいつも雨ですが、、、
と、冗談はさておき、
今回は、塗り足し&トンボです。
実は、印刷用データの中で、最も、基礎的な事でありながら、
意外や、結構、この2点のないものって多いんですよね。
ま、トンボがあれば、塗り足しは、何とでもなるのですが、
トンボがないと、正直、困り物です。
印刷物って、センタートンボがないと刷れません。
なので、トンボのないデータは、
「多分、ここがセンターだろう」
って思いながら、トンボを付けてます。
トンボがなくても、アートボードでセンターを取ってるなら、良いのですが、
たまに、「センター、どこ?」って思うのもあります。
私たちは、エスパーじゃないんだけど、ってよく思います。
で、塗り足し。
これはね、「絶対必要か」って言われると、違うんですよね。
特に輪転機の場合、あえて塗り足しを付けない事もあります。
新聞折り込みチラシで、外側が白くなってるのって、あるじゃないですか?それを「袋断ち」
チラシを含め、隅まで、印刷されているものを「化粧断ち」って、呼んでます
弊社だけかな?
で、化粧断ちは当然、塗り足しがいりますが、袋断ちには、必要ありません。
結局は、作るものによって、塗り足しって要るか要らないかって決まるんです。
あとは、デザインかな?
断裁するときに、トンボを目安に断裁するんだけど、1枚づつ、切るんじゃなくって、まとめて切るんですよね、当然。
皆さんも経験あるかもしれませんが、数枚いっぺんに切ると、下の方ってずれませんか?
例え機械で断裁しても、そういったズレって生まれるし、慎重に断裁したって、トンボからずれる事だってあります。そのとき、絵柄が切れたり、足りない、って事を防ぐために塗り足しって必要なんですよね。
ちなみに、袋断ちの場合は、事情が違います。これは、またの機会に。
こうしてみると、トンボって2つの役割があります。
1、断裁を含めた、加工のため、
2、印刷時の位置決めや、色のズレを軽減するため。
なので、トンボ忘れないでいただきたいと思います。
さて、息抜きタイム。
今回は1点ですが、またイギリスです。(これしか今準備できなくてね)
イギリスの象徴の一つです。

英国国会議事堂、通称「Big Ben」です。