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印刷会社のDTP 1

こんばんは。DTP課のTです。

先日の心霊写真の件、
たくさんのコメントありがとうございました。
本来なら、コメ返しをするべき所ですが、
ここで、まとめてのお礼になる事をお詫び申し上げます。

先日、こんな作り方のデータは困る、という内容の話をしてほしいとのメッセージを頂きました。
メッセージ、ありがとうございます。

困るデータ・・・。
私たちは、受け身の仕事になりますので、困らないデータのが実は少なかったりします。
ただ、困り具合にも、種類があって、
1.何とかなるもの。

2シンプルな問題だか、何ともならないこと。

3それ以外。

簡単にまとめましたが、
1は、塗り足しがない、トンボがない、トンボの外に不要のオブジェクトがある、フォント情報のある孤立点がある、など。
これくらいなら、当社のちょっとした手直しで、問題解決できますので、大問題にはなりません。
が、やはり注意してほしい所でもあります。

2は、アウトラインが取られていない、画像がたりない、等々。
画像の不足、意外に多いのですよ。
これは、当社では何ともならないので、至急、データをもらい直しします。

そして、一番問題なのは、
3色んな問題があるのですが、何と言っても、制作者サイドの意図が分からないもの、クライアントの希望の商品とは、明らかにデザインの違うもの。
これは、ケースバイケースで、一回では書ききれないので、随時、書いていきます。
正直、ソフト上のトラブルなら、ある程度の対処は可能ですが、デザインに関する「困った」データは対処できません。
時折、具体例をあげつつ、説明をしていきたいと思います。

今回はスミのお話。
実は、スミの話はとても奥が深いのです。
色んな話がありますが、今回はメッセージをくれた方の、例え話の補足をしたいと思います。
「地色の上に、黒のベタ枠や、大きめのスミ文字をのせたデザインをしたら、K=100にしてほしいと言われた」との事。
どのような色指定をされていたのか、不明なのですが、スミの面積の大きさが問題ではなく、インキの総使用量が問題になります。1カ所で使われている色の%を全部足した物。例えば、C50、M20、Y50、K15の色は135%になります。この総使用量が多いと、インクが乾きにくい事はあります。
だから、総使用量が、印刷機の最大使用量を超えない様に色指定をしてほしい、との事だと思います。
だから、K=100という指定が、どのような意図を持ってされたのかちょっと分かりにくい部分ではあります。スミ部分の面積が多い物に対して。K=100の指定は、我が社ではとても、悩む所です。普通、印刷会社はK=100は、イラレの設定関係なしに、デザイナーなり、クライアントなりの指定がなければ、のせ、処理を行います。スミ部分が広いと、印刷では、下地が透けてしまいます。
のせにするか、ケヌキにするか、はたまた、リッチブラックにするか。いつも悩みます。

印刷の鉄人サイト内のテクニカルガイドでも触れていますので、そちらも、ご参照ください。

そして、
お前の説明、分からん!
という方。
それ、間違ってますよ、
という方、
メッセージ、コメントをお待ちしてます。

そして、印刷会社にこういわれたけど、なんで?
なんて事がありましたら、
気軽に、聞いて下さい。
私なりの解釈での説明になりますが、
お教えします。

では。