渋谷のトラストシネマ渋谷にて。
土曜日の4時の回、
ほぼ満席でした。
マリオン デレオ監督作品。
2003年のアカデミー賞ドキュメンタリーのオスカー作品。
一言でドキュメントと言えども監督が編集をするわけで、
その監督の主観が入るのですから何をかいわんや。
原発事故後、20年以上経過したホット ゾーン、
ベラルーシに入ってアメリカ人ジャーナリストが
取材を行います。
凄まじい映像が続きます。
重度の障害児、奇形児の痛々しい姿を
カメラが捉えます。
もちろん放射能の影響でしょう。
人間が国境を作ったが、地球には国境はない。
ゆえに、福島の放射能は地球に影響を与えかねない。
確かに、監督のおっしゃるとおり。
でも、ちょっと待ってくださいよ。
唯一、他国に原爆を投下した国家アメリカで、
アメリカ人が作った反原発のドキュメント。
そのアメリカ人監督曰く、
地球は一つ、放射能の影響は拡大する、
って言われても、なんだかね~。
広島、長崎に投下した原爆は、
戦争終結のために必要であった、というのが、
彼らの論理でしたね。
戦争終結のためなら、放射能汚染は目をつぶる?
それ以前にも、
広島、長崎に限らずあちこちで核実験をやって、
放射能撒き散らしたあなたたちの国のことを、
一言触れた上で、他国、
チェルノブイリ、FUKUSHIMAについて、
語ってくださいよ。
と、申し上げたい。
放射能の恐ろしさはよく描けていましたがね。