まず、支台歯形成の良し悪し。例えば、咬合面の削除量が足りなければ仮り歯が入らない。仮り歯に相手の歯が咬み込み穴があく。削除量が足りないと、一目瞭然となる。


セラミック冠では金属冠よりも削除量を多くする必要がある。仮り歯を作ることにより削除量が適正か判断ができる。


また、仮り歯を作り患者さんに見てもらうことで歯の形を確認できるので、

患者さんの希望に沿うよう形態修正が可能となる。足したり引いたりを仮り歯で行うわけだ。


実際に使用してもらうことにより得られる情報も多い。


しっかり咬めるか、発音に問題がないか等々。


歯周補綴においては固定効果の判断にもなる。


義歯の支えとして使用できるかの判断もできる。


このように、仮り歯を作製する利点は多いと考えられる。




【 コアな話を淡々と。……メールマガジン第6号です 】




《神田錦町歯科・新御茶ノ水駅から徒歩3分》