歯科に通院して根の治療に時間がかかった。何回も通わされた。と言う方が多い。


当院の問診表には、今まで歯科治療で困った経験があればお書きください。といった項目がある。


ここで一番目につくのが、治療回数の多さ。即ち、治療期間が長期に渡った。である。


根の治療で回数がかかるのは、感染根管治療の場合が大半である。


根の先に膿が溜っていて、洗浄、消毒を繰り返しても膿が止まらないような場合がそうだ。


膿が止まるのを待たずに根に薬を入れたらどうなるか。


また、骨の中に膿が溜まり、内圧が高まり、痛みがぶり返す。


完全に止まるまで、来院時に次亜塩素酸で洗浄、消毒剤を貼薬、仮詰め。この繰り返しが続く。


3種類の抗菌剤をブレンドしたものを根管に入れる、というやり方が効果的だと最近メディアに流布されているが、まだ、学会も認めていない治療法なので私の選択肢にはない。


患者さんには説明し、膿が止まるまで根気よく通っていただくことになる。




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