仕事納め。 | 神田松之丞ブログ

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毎月のスケジュールと、演目などを更新していきます。

また、自主興行のテーマなども書いていきます。

久々のブログです。

今年ももう終わり。手帳を振り返ると色々感慨深いです。と同時にあらゆる事が遥か昔に感じられます。

先月の事が、小学校6年の思い出と同じ箱に入れられているような。

未来はどうしようもなく整理された勝手な未来があるんですが、過去がとっちらかっているという。

何かよく分からない時間の感覚で動いています。

そんで今年の講談を読ませて頂いた回数ですが、301席読んだらしいですよ。なんだか申し訳ないですね。色々な人に感謝です。

勿論すべて一生懸命やりましたが、仲々結果はでないという。

でもでも、時には自分なりにうまくいったこともあり、印象に残っている高座はあります。

1月23日の三鷹講談会の「相撲の啖呵」
5月3日の四派で深夜のまくら。
7月14日大須の「谷風情相撲」
10月14日殺人研究会の「金兵衛殺し」

特に四派で深夜のまくら。まくらが一番印象あるってのカッコ悪いのですが。ただあの日、興奮して眠れなかった記憶があります。ICレコーダーでその音源を聴いても、完全に憑依しているなと。

私はまくらも作品としてやっている時があるので、あの日のピースのはまり方。しかもそれも頭とケツだけ決めて、フワッとさせたまま高座にいきなりかけての大爆発だったので非常に印象が。

番頭で来ていた鯉八兄さんが、それを聴いていてくれて良かったです。お客様は忘れても、兄さんは忘れないだろうなぁと。

あそこが今年のターニングポイントかなぁと思いますね。色々な型を模索してたのですが、あれで固まりました。あれはちゃんとした思い出の箱に入っています。

逆にいうと、301席中の4席だけ良かったのですが、それ以外は普通かそれ以下という。何か大変だなぁと。確率が低すぎるという。

それでもめげずに頑張ります。今年は色々な会もやりました。協力して頂いた人たちに心から御礼を申し上げます。

これから来年、再来年もっともっと面白い事が出来ればなぁと思います。でも今やることは単純で、
①ネタを増やす。②昔のネタにはたきをかける

それだけなんですよね。あとはいらないという。

あとは③結果をだす。

これが難しいという。

今年は29日の「連続モノはじめました」で読み終わりです。

来年良い年になることを願いつつ。皆様も良い年になりますように。まだ終わってないですけどね、早めの報告でした。

今年の仕事納めの会です。
12月29日(日)
第三回「連続モノはじめました」
18時開場、18時30分開演 浅草ことぶ季亭(台東区浅草1-6-7 ユーハイツ伸光203)
春雨や雷太「塩原多助一代記~青の別れ~」「二番煎じ」
神田松之丞「慶安太平記~戸村丹三郎~」「安兵衛駆け付け」
ゲスト、鏡味味千代
前座、雷門音助
¥1800(予約) ¥2000(当日)
御予約・お問い合わせ070-5371-6341(留守番対応) メールでも。 koudanken@willcom.com