スポーツライター二宮清純氏

会議に先立ち、スポーツライター二宮清純氏の講演を拝聴した。


シドニー五輪、女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんの"絶対あり得なかった35キロメートル地点のラストスパート"と、ソウル五輪百背泳ぎ金メダリスト鈴木大地の"3ヶ月前から伸ばした爪"の秘密に、ともに共通した準備力とあくなき勝利に対する執念。


数万人のシドニー五輪観客が居た中で、何故高橋尚子がスパートの決意表明で投げたサングラスを、彼女の父親が手にすることが出来たのか、"あり得ない偶然"の陰に徹底的に隠された準備の秘密、タッチの差で最終的に勝負が決まると踏んで、3ヶ月前からその準備に、密かに爪まで伸ばした鈴木大地の準備力と勝負に対する執念。

彼等二人の勝利者に共通していたのは、徹底的に秘密裡に用意した準備力と、勝利に対する執念。


人事を尽くして天命を待つだけでは、金メダリストには決してなり得ない、勝利は天命を待つ間に"自ら勝利を勝ち取りに行く"凄まじいまでの勝利に対する執念を発揮した者だけに、もたらされる。


恐るべし、金メダリストの用意周到な準備力と凄まじい勝利に対する執念!!。


これはこれで、なんだかな～と思ってしまうのが、凡人なんだよね～。