その 歌が、

シャンソンで エディットピアフの唄う 「 パダンパダン 」 だと知ったのは、


修道院から 離れて、随分時間が経った 高校生のころの "ラジオポケットベルドンッの深夜放送"から。


歌い手の 凄まじい人生、

イブモンタン シャルルアズナブール 等との、 愛憎と葛藤…。


凡そ 修道尼の生活とそぐわない "その歌の 擦りきれたレコード音" も、 シスター シンシアの 思い出。


もちろん その歌に 、

"彼女のどんな思い入れが 有ったのかは、知る由もない。"


人に対する 「 先入観と思い込み 」 が 気になって、
他人との 交際が苦手なまま、歳を重ねてしまった。

そのヒトを 大切に思うあまり、良かれと思った 気遣いを 「 自分勝手に 思い込んで、決めつけないで! 」 と突き放されて、


目の前のヒトの " 心がまったく 見えなくなってしまったんだよね… "

フランクに フレンドリーに、与えられた "環境とポジション"では、実に 明るく楽しい人と評判されながら、 プライベートでは "気を回しすぎては、ダメにしてしまう。"

エディットピアフも、" 良い男を見つけて、才能を引き出しては 逃げられての繰り返し… "


勝手に一緒のようなもんだと 思い込んで、


秋の夜長は シンシアを偲びながら、「 パダンパダン 」 でも 聴くとしましょうか…。