ことのほか厳しい酷暑の日々は、神の苛立ちでないだろうか?



毎年のことながら、八月十五日を間近に控え、広島、長崎の被爆から始まり[無条件降伏の敗戦を、終戦記念日にすり替えた八月十五日]まで、戦争被害者としてのドラマやドキュメントのオンパレード。



これでは、最近の若人達が[日本は戦争でとんでもない被害を被った可哀想な国なんだ]と思い込んだり、まして人類史上唯一の原爆被害国である日本が、[侵略戦争]を引き起こした当事者などであるはずはないと錯覚してもしょうがあるまい。



なんといっても、日本人は赤紙1枚で戦争にかり出され、ありとあらゆる艱難辛苦をあじわい、あまつさえ原爆被害さえ受けてしまった国なのだから長音記号1



シベリア抑留の悲惨な体験者は、日本国内ではなく中国東北部で[一体何をしていてソ連軍の捕虜]になったのか?


アメリカは何故広島に原爆を投下し、あまつさえ長崎にまで原爆を投下した理由は何なのか?


戦争には始まりの原因があり、日本国内では無い[ヨソの国で何故日本人は戦争をし、捕虜になったのか]をきちんと正しく報道すれば、[侵略の定義は学者の判断に委ねたい]などと一国の総理大臣が、国会において荒唐無稽な恥かき答弁をすることはなくなると思うのだが…。