日々思うこと

日本のスポーツ界では、なかなか¨体罰¨という名の暴力が無くならない


様々な理由がある難しい問題だが、わたしの経験した範囲内に、ひとつの解決のヒントがある


同じ”フットボール”という呼ばれ方ながら、Jリーグを頂点とするサッカーに人気の面で大きく後れを取ったしまったラグビー


中学校時代、¨インターハイや高校間では¨当時全国トップクラスの実力を誇った¨愛知県ハンドボール¨界の中学校選手権で優勝して、選手強化に余念のない工業高校のラグビー部に進学した


競技の性格上、さぞや凄まじい体罰を受けたのではないかとの質問をよく受ける


激しい競技なので、日頃のトレーニングが¨キツくて死ぬほど大変だった¨ことは事実だが、体罰や暴力を受けた記憶は無い



わたしなりに思いついた理由は、試合中は《監督、コーチなどの指導者》の出番が無いこと


柔道、バレーボール、野球などの試合は、監督コーチの出番が多すぎる


試合後のインタビューなど、試合で活躍した選手を差し置いて、真っ先に¨監督¨がインタビューを受ける¨日本のスポーツ界の摩訶不思議さと、試合の勝利は選手より指導者がより称賛される¨妙な社会風潮が、体罰と暴力がいつまでも解消されない最大の理由だと思う



スポーツの語源は《楽しむこと》のはず、バカみたいに勝ち負けにこだわらず、まず自分も楽しくやってみることが¨主体¨になれど、自ずと体罰を手段とする暴力的指導者の出番は無くなると思う