二歳 年上の "義理の兄"が 居る 。


もし、 わたしが もらわれて来なければ、 四人兄弟の 末っ子として、 変な 苦労をする必要が なかった 義兄 。


義父は、 やはり 末っ子の生まれで、 身体が弱いとの "定評"で 生涯一切働かず、 84歳で その一生を 終えた 。



顔立ちと 体形が 似通って 生まれた義兄を、 義母と義姉の 二人は、 まるで 義父と同じように "気を配り ハレモのにさわるように" 大切に 過保護に 育てた 。


わたしは、 ある時は 義兄のボディーガード、 ある時は 下僕のように 常に一緒に行動したが、


義兄は、

決して 虚弱体質などでは なかったが、 義母と義姉の前では 「 いつも 体調不良 」を 装おうのが 当たり前に なっていってしまった 。


後年彼が、

巡り合わせの 妙な "運命"に、


振り回されるように なったのも、

自分で 蒔いた種の 反動なのかも しれない 。


三十代で 若ハゲになり、


今年 二月には "前立腺癌の手術"を受け、


術後の経過は、 執刀医も 驚くほど順調 だったのに、


義姉の、

「 あんた 本当に大丈夫!? ホントは どこか痛いん でしょ! お姉ちゃんには、 遠慮しないで いいのよ!! 本当は 癌が転移して どこか痛いんじゃないの!?


義姉の期待に なんとか応えたかった 義兄は、


"皮膚癌への 転移の疑い"を かち取り、


明日、 八事日赤病院病院に 検査入院の 運びとなりました 。



ホントは痛いはずなのに、


どこか誇らしげで なんとなくホッとして うれしそうな 義兄と、


やっぱり そうでしょ!! と 云わんばかりに、


なんとなく 得意そうな 義姉を 横から見ていると、


この二人の、


寿命と運命は これから先 どうなっていくのか、


とても 気になるんだよねー 。
標準的日本人 (そんな 表現が妥当か どうか 知らないが…)の オジサンとは、


大分違う 日常生活を 送っていると 思う 。


在日外国人同志、 選挙権などを 持ち合わせない者同志、


日曜日の "教団主催の 奉仕活動"に 集う度に、


なんとなく心配で、 選挙の話しに なる 。


選挙権を行使して、


政権の方策 方針を "コントロール出来る"立場にある 標準的日本人のみなさんは、


まったく そんな "民主主義"には 関心が無く、


それぞれの選挙権に "そんな 効果"が有るとは、 誰も思っても いないようで… 。


結局 ほとんどの標準的日本人のみなさんは、

選挙権を 行使せず、

ものすごい "低投票率"で、


安倍晋三君の 思惑通り、 自民党の大勝利に終わり、 安倍政権は "長期安定政権"の 道筋を 確保することでしょう 。


そうなった以降、 いまより更に 標準的日本人のみなさんは "政治に 無関心"に なり、

安倍晋三君は、 どんどん "その 右翼的 資質"を 増幅させる ことでしょう… 。


来年以降、 一体どんな方向に 日本が向かうのか!?

在日外国人の全員が、

自分自身の身近な問題として、



本当に 悩ましいんだよねー。
人に 迷惑をかけることは、


自分で苦労を ショイコムより、


はるかに 苦手 。

今は てんでんばらばらに なってしまったが、


孤児院の同期では、


たまたま 一番年長だった 。


勢い なんとなく 年下を世話する ポジションになったことも 関係があると 思っているが、


生来の性格だろうと 考えている 。

十九歳の冬 "栄の高倉健さん専門映画館 パレス東映"の 出入り口西側の歩道に、


"三元四柱推命"の小さな行灯を置いた 「 八卦 人相 手相 占い 」の 中国人の婆さんが 居た 。


婆さんに 呼び止められるまま その前に立つと、



「 こんな 若い人に 言うべきではないかもしれないが…、 アンタは 晩年運は 決して悪くないが、 大きな金儲けは 出来ないねぇ 。


まぁ 金にあまり不自由することは無いだろうけど、 "流す金運"だから せき止めて貯めようとすると、 具合が悪くなるから 気をつけることだね… 。


将来 アンタは 二軒の親の面倒を 見ることになるよ、


最後に "本当に これは言うべきじゃないかもと 迷うんだけど、 アンタは 家族運が薄いねぇ…、 子供が出来ても みんなアンタに反発して 居なくなってしまうよ… 。"」



実は この八卦見の婆さんの 言った通りの人生を 歩んでいる 。


唯一 自ら運命を変えたのは、


自分の子供には "わたしと 同じ人生は酷だと 思ったので"、


辻褄の合う年齢と 判断した 二十五歳の年に、


"パイプカット"を したことぐらい 。


ただ 夢か幻か!?

はてまた その日は泥酔してたせいか、


その後 思い出して "八卦見の婆さん"を 探しに行ったことがあるが、

婆さんと同じ場所に 居た八卦見は、


痩せた 中年の男、


そして 「 自分は いつもこの場所、 そんな中国人の婆さんなど "見たことも聞いたことも無い" 」と 言い放った 。



なんだか なぁー…!?