放射線治療と併用して
ホルモン療法をするということで処方された「タモキシフェン」というお薬。
5年間飲み続けるこの薬について調べてみました。
これだけ西洋医学にお世話になっていて、こんなこと言うのもあれですが
私は薬嫌いです。
よくわからないものを体に入れるのが嫌なのです。
できれば自然治癒、頼っても漢方でどうにかしたい派です。
しかも5年間毎日の服用と聞いて
えー・・・・うわー・・・という心境ですが、
癌が相手ではそんなことも言ってられないので頑張ってみます。
「食わず嫌い」もなんなので、毎日摂取するものがどんなものか調べてみました。
■タモキシフェン
女性ホルモンであるエストロゲンの働きを抑えることで、乳がんの進行を抑える抗がん剤の一種。
効能効果:乳がん
え?抗がん剤なの!?
と一瞬びびりましたが、分類上「抗がん剤」に区分されるホルモン剤です。
癌を攻撃する薬ではなく、ホルモンを介して癌を縮小させる薬なので、一般的な抗がん剤と比べると安全性に優れ、副作用が少ないというメリットがあるそうです。
私の乳がんのタイプは「ホルモン受容体陽性の乳がん」。
このタイプは癌細胞の増殖にエストロゲン(女性ホルモン)を必要とするため、
そのエストロゲンを薬で抑えることで、癌の増殖を抑えることができるというわけです。
■副作用
無月経、月経異常、悪心、嘔吐、食欲不振、ほてり、のぼせ、発汗、動悸などなど。
女性ホルモンを抑えるわけですから、更年期障害のような症状が出ることが多いようです。
44歳・・・微妙な年齢。
副作用なのか、更年期障害なのか・・・迷いそう。
余談ですが、このタモキシフェンは「排卵誘発剤」として使われることもあるそう。
女性ホルモンを抑えるのになぜ!?
と思いますが、エストロゲンの働きが薬で抑えられるので
脳が「エストロゲンがちゃんと出てない!?もっと出さなきゃ!」と頑張ってしまい
結果、エストロゲンの分泌が増えて妊娠しやすい状況を作り出すという皮肉。
人はホルモン剤ひとつでコントロールされちゃう生き物なんだなぁ・・・としみじみ。
この薬を明日から飲み始めます。
副作用の出方は人それぞれ。
どんな症状が出るのか、それもここに記録していきます。
※経過まとめと最新情報はこちらから。