非浸潤性乳かん癌の告知を受けてから

考えさせられたことのひとつが

自分の運命を託す病院を選ばないといけないということ。

 

当たり前のことですが、

ちゃんと考えたことがなかったと気づかされました。

 

例えば、

私の住む地域では、放射線治療が受けられる病院がない。

いま罹っている市民病院では乳がん手術はできても、再建手術はできない。

私の住む県では自家組織による再建手術をしているところはほぼなくて、あっても実績が少ない。

車で40分ほどの隣県の病院では再建手術はできるけど、人工物による再建しかしていない。

 

先生の腕云々以前に

病院によってできる治療の選択肢が変わる(狭まる)わけです。

 

治療に時間をとられたくない私は

当初、「最短で通える病院でいいや。そこでできる最善の治療を受けよう」

と、それはもう安易な考えで落ち着いておりました。

 

そんな安易な私に喝を入れてくださった方がいました。

ご自身も乳がん経験あり、

現在はNPO法人で乳がん患者の会も運営し、啓蒙活動に力を入れているN女史。

実父の紹介でご相談したところ

「今が考えるときです。じっくり時間をかけて考えたほうがいい」と助言してくださり、

すべての選択肢を選ぶことができる大阪の病院を2軒、提案してくださいました。

 

少し遠いけど通える距離。

ご紹介いただいた大阪国際がんセンターに転院することを決めました。

 

※次回「癌の報告」へ続きます。

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