くも膜下出血のため4月7日に急逝した巨人の木村拓也コーチ(享年37歳)の四十九日法要が16日、宮崎市田野町の西導寺で営まれた。

初の一般焼香とあり、故人が小学生の頃に所属していた地元の少年野球チーム「鰐塚ジャイアンツ」の子供ら約700人が参列し、最後のお別れをした。

 途切れることのない行列が、愛され続けたキムタクコーチの人柄を物語っていた。

一般向けの焼香台の左右には、現役時代の写真のほか、巨人・原監督や阿部らのサインが入ったボールや同い年の谷から献花が飾られた。境内の別の場所には、宮崎南高校時代からプロで活躍したプレー写真が展示され、多くの参列者が故人の雄姿を懐かしんだ。

 西導寺の敷地内には故人が通った幼稚園があり、幼少時代からの知人たちは涙ながらに思い出を語り合った。参列した巨人の清武英利球団代表も

「拓也がどういうところで育ったのかを見たかった。いつまでも忘れないようにすることが供養だと思います。そっと『お疲れさま』を言いに来ました」

と言葉を絞り出した。

 法要後、木村コーチの父・茂夫さん(61)は

「こういう機会を設けられたことに感謝しています。にぎやか好きの拓也は喜んでいるでしょう」

と頭を下げた。

地元だけでなく遠方からも多数がお別れに駆けつけ、用意された近隣の臨時駐車場には車があふれかえった。短くも太く生きた37年の人生は、多くの人の胸に深く刻まれている。

安らかにお眠りください。