朝がきた。

窓の外は曇っているようだ…

何処でも寝れるオイラだけど、
昨夜はなかなか寝付けない。
少しの興奮と、少しの不安、早い就寝時間に、
昨夜はなかなか寝付けない。

朝がきた。

少しひんやりする山の朝。

朝ごはんをいただき、
身支度整えていると、窓から見える雨…
テント泊のベテランさんは、雨仕様スタイルで、
出発していく。

「止んでくれ!」

出発予定まで30分、雨は小降りに…
出来れば晴れ仕様スタイルで登りたい。

すると、どうでしょう…
上がりました雨が、ありがとう。

いつもの3人、出発します。

これが、試練の2日目の始まりでした…

一転して、空は晴れ青く、
しかし、目指す頂は雲に隠れて見えず。

登りなのに足下が、滑り、上手く前に、上に、
進めない…

登りが続く、頂きか?、違った、
登りが続く、頂きか?、違った、
登りが続く、頂きか!、違った…

まさか?こんな感じとは…

と、この時点では誰も、想像していなかった。
まして、その後の状況など…あんなに…

登山口は狭く、乾いているが、滑りやすい石が、
上に進む気持ちを萎えさせる。

親父と息子の2人組が、何組かいる。
小さな息子は元気いっぱい。
身体全体から迸るエネルギーで、
小さな身体全体を使って、山に住む動物の様
「スイスイと…」登っていく。
「おぉ〜い、あまり先いくなぁ〜よ!」

息子は見えなくなり、親父は必死に登って行く…

気がつけば、随分と登ってきたもんだ。

しかし、前を向けば、そこには…

終わりなき登りが、続く…