天神様は藤が好き? | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

 

 

 亀戸天神社(通称:亀戸天神)は、一眼レフを始めて間もない頃(3年以上前)にNikonのD700 を携えて撮影に一度訪れているので、今回が2回めとなる。当時はカメラに慣れるため、形振り構わず我武者羅に撮影していたと記憶している。まったくのカメラ初心者で夜景を撮ってみても失敗の連続だった。本格的に夜景撮影を始めたのはD810にアップグレードしてからの事となる。それでも手持ちでの撮影に限界を感じ、やはり夜景は三脚必須だと理解するに至った。3年前の撮影では梅がそろそろ咲き始める時季だったが、花自体にさほど興味もなかったので、お社とその背景に映り込むスカイツリーを撮っただけで終わった。昼間の撮影で目を引く様な特徴もなく、作品として残すようなものではなかった。
 神社と言えばやはりパワースポットの存在である。この亀戸天神は学業の神様で有名。特に藤の花が咲く時季には多くの観光客で賑わう人気の観光地。境内自体はさほど広くはないが、その中に3つのパワースポットがある。その1つが『太鼓橋』だ。人生を橋に例え、過去・現在・未来を表し、橋を渡るごとに身を清められるとされ、開運のパワースポットとして知られている。そして触れると病気治癒のご利益があるとされている本殿横の神牛。3つめは筆箱や筆記用具を納めると学業アップのご利益があるとされている筆塚。そして更には恋愛成就のご利益がある境内の花園神社。
 一つの神社でこれだけのご利益が齎されるのも人気の一助となっているのだろう。ところで、ひとつ気になっていたのだが、藤棚で有名な神社ではあるのだが、その藤がどうも元気がないように私には見えてしまった。藤の花と言えば私の故郷である藤枝市のシンボル花。私が子どもの頃よく遊んだ『蓮華寺池公園』の藤まつりは有名で県外からも観光客が訪れ、見事な藤棚が人々の眼を楽しませてくれるようだ(私自身は一度も見た事がないけれど)。
 亀戸天神の藤棚を見たのは今回が初めてであったが、撮影意欲を掻き立てられるほどのものではなかったので、神社のスピリチュアルな夜景撮影に徹する事となった。ライトアップされた神社を見ていると、眼には見えない何か?が降りて来るような気がして、神秘的な体験が出来ると思ったが何も起きなかった…。