コチラのフレーム。
まだ私が工業高校生だった頃に、勉強もせず
アルバイト浸けの毎日を送り、コツコツ貯めたお金で初めて購入した
ファーストバイク、ベンリィCD50である。
人生初の新車なのだ。
仲間達が、NS-1やTZMなどの２サイクルスポーツを乗り回す中、
私は、何を血迷ったのかビジネスバイクの代名詞CD50に一目惚れをし、
手に入れたい一心で、お弁当屋さんでアルバイトを始めたのである。
購入後は、あーだこーだとイジクり倒し、
寝ても覚めてもベンリィの事を考える毎日。
お陰で２年生に上がる時、留年しそうになる始末。くわばら、くわばら
あれから20年とちょっと。
上の写真の様な、可哀想な姿になってしまったベンリィを
復活させましょ、と言う事になったのである。
発起人は、お隣のパン工房ほっぺさんの店長さん。
愛車チャンキーを乗り回し、小さなオートバイをこよなく愛するパン屋さんである。
ベンリィ復活計画において、私はお手伝いをし
作戦の指揮はほっぺさんがとるのだ。
作戦コードネームは、
「昭和デモクラシー、ファニーバイク作っちゃうぞ」作戦
だそうだ。
今日早速、フレームと、スイングアーム、フォークが仕上がったとの報告を受け
見に行ってみると、、、
おぉ～～、なかなかの仕上がり。
綺麗に塗装されているではないか。
ほっぺさんは、パンを作るのも、色を塗るのも上手である。
作戦完遂までの道程は、まだまだ永く険しいが、
ちょくちょくお手伝いしながら進めて行く事としようではないか。
乞おご期待。
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