秋の佐倉で江戸を見た! | 新・発動機とともに

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28.10.15 土曜

秋晴れの一日となりました。
休みの朝は不思議と早起きします。
嬉しさなんでしょうか…(^_-)

少しボルの慣熟をしてきました。
寒い位の気温が二輪には合ってます。

走っていると、徐々に身体に馴染んでくるのが解ります。我が愛馬です。

今日はこちらの見物でした。↓

この城下は、江戸の護りの要衝だったそうです。商都、軍都として繁栄しました。
ミスターNo3の故郷ですね。

立派な城址もあり、町の中は江戸の名残を今に伝えています。

そして、本日の第一目的はこれです。
俗に江戸型と言われるもの…↓

江戸では無いのに江戸がある?
それもそのはず・・・
当時の江戸には、このタイプが沢山ありました。しかし、明治に入り電線で通れなくなります。
三層は高さがありますからね。

そのため、地方の豪商などが買い求めました。
この三基は江戸から購入したそうです。
江戸では牛車で引いたそうですが、その手配や維持費なんかが大変だったとか…

更に関東大震災や戦災が追い討ちをかけて、ほとんどが消失します。
東京は、お神輿へと変化をしました。

右側は、この城下独特の屋台です。

屋台は十数基ほど出ておりました。

あたくし、方向転換にヒジョ~に興味がありまして…
見応えがある場面です。
これ、地方によって様々ですね。

その地の気風が、よく出るところです。

前輪にテコのブレーキをかけ、後輪側を十本ほどのテコで持ち上げて方向転換完了!

まぁ~ お見事なものです。

晴れて良かった!
秋空に映えます。

我が街の自慢なんでしょうね。

こちらは屋台でして…
かけ声も処変われば違います。

「えっさの こらさの えっさっさ~♪」
300年前と変わらずか……な?


関東各地から静岡辺りまでは、それぞれの違いはあれど、囃子は基本的に江戸の系譜でしょうか。
江戸から各地に広まりましたからね。

静岡では、さらに古典的な一本柱の二輪型を見ることが出来ます。
四輪になる前の江戸バージョンの初期型です。




どうしても目が行きます。
う~む (@_@)  ↓


灯りが入るといいですねぇ~♪



「えっさの こらさの えっさっさぁ~♪」

「えっさ~ えっさ~ えっささぁ~♪」

止むことのない、独特のかけ声は誠に賑やかです。


江戸型の登場
今や当時の姿で現存しているのは非常に少なく、大変に貴重なものです。
ヴィンテ~ジなんですわ。

狭い道を見事にすれ違います。
路面を見れば、やはり車輪の軌跡が幾十の筋となり残ってます。
この後、どうするのかな?

夕飯は商店街の蕎麦屋さんで軽く

蕎麦を食べて再び通りへと

見上げる高さがあります。
江戸の街には、これが三百とか有ったそうですから凄いものです。
往時を忍ぶ貴重な姿でしょうか。

まん丸のお月様が出ておりました。


あちらこちらで遭遇します。




どうしても目が行く場所なんです。
う~ん! 車輪と方向転換…
止まる曲がると巧みな技ですねぇ~

昨年見た関西では、これより重量があるものを、あの速度で直角に曲がるのですから、それはそれで神業の様なものでした。


その土地、土地の伝統は誠に素晴らしいものです。
日本だなぁ~と感じますね。
この地も一年のカレンダーは違うようです。

さて、帰りましょう。
混雑が予想されたので、途中まで電車に乗ります。

「えっさの こらさの えっさっさ~♪」

まだまだ日本も、すてたものではありません。

暫くは、耳に残るかけ声です…(+_+)